ニッケイ新聞 2013年7月20日
国際サッカー連盟(FIFA)が19日、2014年のW杯の入場料を正式に発表した。
最低料金は、開幕戦を除くグループ予選の第4カテゴリーと呼ばれる座席を半額で購入した場合の30レアル(約1350円)で、日本の映画料金より安い。ちなみに最高料金は決勝戦の最上席(第1カテゴリー)の1980レアル(約8900円)だ。
FIFA担当者は「2002年以降、こんなに安い料金で入場券を売った事はない」と強調。2010年の南アフリカ大会での最低料金は現在の為替で、31レアルに相当する金額だった。
第1段階の入場券販売は8月20日ブラジリア時間の7時から始まり、10月10日まで。公式サイトのwww.fifa.comで購入できるのは1人当たり7試合分、各試合に付き最高4枚まで。
入場券の販売は数度に分けて行われ、11月5〜28日は直接販売。その後も、12月8日〜1月30日と2月26日〜4月1日に予定されており、最終販売は4月15日から。購入したけど行けなくなったという人のための転売システムも近々用意される予定だ。
W杯に出場する選手達は、広範囲での移動や気温の変化などに直面する事もあり、サンパウロ州選手組合では7月中にテストゲームを行って、日程や試合の開始時間などについて、改めて提言を行う予定だという。(19日付グローボ局サイトhttp://globoesporte.globo.com/futebol/copa-do-mundo/noticia/2013/07/fifa-anuncia-precos-dos-ingressos-para-copa-do-mundo-de-2014.html、19日付エスタード・デ・サンパウロ紙より)