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2作品がロカルノ映画祭出品=ANCINEからの支援受け

ニッケイ新聞 2013年7月23日

 スイス南部、イタリア語圏のティチーノ州ロカルノで、1946年から毎年8月に開催されている「ロカルノ映画祭」。今年で第66回目、8月7〜17日に行われるこの映画祭のコンペティション部門に、ブラジルからも作品が正式出品されることになった。
 長編の『感傷的な教育(Educacao Sentimental)』(ジュリオ・ブレサーニ監督)、短編の『Tremor』(リカルド・アルヴェス・ジュニオール監督)の2本だ。
 グランプリの金豹賞には20作品が出品される予定で、前者の長編はこの賞の枠で出品される。40代の孤独な女教師と一人の青年の物語で、一風代わった過去に関する語りが入った時点で、ストーリーが急展開しはじめる。
 両作品は国家映画庁(ANCINE)から、ブラジル映画の国際映画祭出品を支援するプログラムの助成金を受けている。
 また、8月22日から9月2日までカナダで開かれる「モントリオール世界映画祭」にも、同プログラムの補助金を得たドキュメンタリー映画『灰色の街』(Cidade Cinza)が出品される。こちらはサンパウロの市街地にある都市アートを映し出した映画。
 新進気鋭のブラジルの映画人による国外進出が期待されるところだ。(18日配信ANCINEのサイトより)