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花嫁の集団まで〃デモ〃=業界への高い税金に反発

ニッケイ新聞 2013年7月24日

 23日の午後、南西部ミナス州ベロ・オリゾンテ市中心部のある広場でのこと。5人のウェディングドレス姿の女性が、なにやら文字を書いた看板を掲げて突然街中に出てきた。結婚式場から逃げてきた新婦の集団か?——と思いきや、結婚式などを行うブライダル業界各社に対する税金の高さに反発したデモだった。
 ブラジルのブライダル業界は好調で、拡大傾向にある。今年は前年比8%増の160億レアルの経済効果が予測されているが、業界各社は売り上げの大部分を税金として収める必要がある。
 税務企画院(IBPT)によれば、花嫁のウェディングドレス、ブーケ、印刷した招待状の価格のそれぞれ34・67%、17・71%、24・32%(全て平均)が、連邦政府や州、市への税金となっている計算になるという。
 この〃デモ〃は同市内のホテルで今月26〜27日にかけて行われる「Fashion Noivas Show Room」の宣伝も兼ねていた。結婚式や関連イベントなどをアウトレット価格で販売する、衣装などのショールームを兼ねたイベントだ。(23日配信エスタード・デ・ミナス紙電子版より)