ニッケイ新聞 2013年7月26日
日本の家電大手・パナソニックは19日、サンパウロ州サントス市のホテルで、サッカーブラジル代表FWネイマールとの広告出演契約更新の記者会見を開いた。2010年に初契約、本更新でさらに4年間(2017年まで)延長された。
当初はブラジル国内での広告に出演する内容だったが、2011年にグローバル契約に変更され、ロンドン五輪の宣伝キャラクターなどを務めた。今後、世界193カ国でテレビCMなどの広告展開が行われる。
挨拶に立った同社の鍛冶舎巧専務役員は「世界の29万人の従業員も大変嬉しく、誇りに感じている」と喜んだ。
パナソニックの社名入りのユニフォーム姿で登場したネイマールは同社ロゴ入りのサッカーボールにサイン、鍛冶舎氏と記念撮影に臨んだ。
記者との質疑応答では、これまで所属していたサントスFCから移籍するFCバルセロナ(スペイン)に関する話題に質問が集中したほか、今年6月のコンフェデ杯で対戦したサッカー日本代表チームについて「凄く良くなっている。全体としても、ますます良くなると思う。日本国民に多くの喜びを与えていくはず」と好意的に話した。
またブランドやメーカーとの契約の際の基準について尋ねられると「どのスポンサーとの契約でも、まず父から『好きなのか?』と聞かれる。自分が好んでいないブランドと契約してもそれはしょうがない。自分が好きだからこそパートナーとなる。実際にパナソニックの製品を使っている」と笑った。