ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
次期駐伯米大使にアヤルデ氏=元パ国大使、Usaid職員
ニッケイ新聞 2013年6月8日
トーマス・シャノン駐伯米国大使の後任として、アメリカ国際開発庁(Usaid)職員のリリアーナ・アヤルデ氏(57)が就任する見通しだと7日付フォーリャ紙が報じた。
米国に移住したコロンビア人医師を父に持つ。1981年から同庁で勤務し、ボリビアのラパス、コロンビアのボゴダにも赴任した経験がある。かつてパラグアイ大使も務めており、南米諸国に精通している。
Usaidはほぼすべての非軍事の外国援助を行う政府組織だ。米国務省の監督下に置かれ、同国の外交政策を反映し、グローバル開発アライアンス、経済成長・貿易振興・農業開発、保健、紛争予防や人道援助を四つの柱とする。昨年からは米国国務省の中米・カリブ海地域部門の副次官補を務めていた。
アヤルデ氏を積極的に推薦したのは駐トルコ米大使への就任が見込まれているトーマス・シャノン現大使で、外交に現役で関わっていること、スペイン語とポルトガル語が堪能なこと、女性であることの三つを理由に就任を支持している。
アヤルデ氏以前の女性駐伯大使には、02〜04年に就任、現ボーイング・ブラジル社長のドンナ・リナック氏がいる。
防衛や安全保障、保健医療、エネルギー分野での伯米共同プログラムのほか、伯空軍で使用する新たな軍用機の購入が両国の大きな関心事となっており、伯米間関係の緊密化を期待した人事のようだ。
アヤルデ氏はアメリカン大学国際関係学部を卒業後、ニューオリンズのテューレーン大学で公衆衛生学の修士号を取得している。