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『ブラジルの日系人』=ポ語改訂版を刊行=出版記念会、20日に

ニッケイ新聞 2013年6月15日

 ポ語で日系人の活躍を幅広く紹介する『O NIKKEI NO BRASIL』(ブラジルの日系人)の改訂第3版が刊行されるにあたり、出版記念会が20日午後6時半から、文協貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で開催される。入場無料。
 二宮正人、林アンドレー、中川卿子、上田雅三氏など、諸分野の専門家11人による共同著作。弁護士の原田清氏が編纂を行っている。第1版は移民百周年記念として2008年に、10年には日本語版も刊行された。
 日系人の伯社会進出、伯社会における立場、各分野への影響など、彼らの伯社会への統合と発展のプロセスを分析した。
 第2版刊行以降の出来事や、文学に関する記述、「将来の日系団体」など新しいテーマが書き加えられた。著名日系人へのインタビューも入れ替わり、巻末の付属資料も20点追加され、更に充実した内容となっている。
 全421頁、カラー、A4判で1冊100レアル(出版記念会の日は70レ)。発行部数は1千冊。表紙のデザインは画家・若林和男さんの作品によるもの。
 案内のため来社した原田さんと著者の大原毅さんは「日系人だけでなく、ブラジル人にも読んでもらいたい。プレゼントにもどうぞ」と勧めている。
 購入希望者は文協(11・3208・1755)まで。