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東西南北

ニッケイ新聞 2013年6月21日

 日本では夏至にあたる21日、ブラジルでは2時4分から冬に入った。ブラジルでは原則、日本の春分の日が秋、夏至が冬、秋分の日が春、冬至が夏の始まりだ。原則と書いたのは、秋分の日は9月23日だがブラジルの春は9月22日17時44分、冬至は12月22日だがブラジルの夏は21日14時11分からと、時差による誤差があるため。年毎に日付が違い、季節が変わったのを忘れるのもブラジル?
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 米国とキューバの両政府が、二国間の自由渡航に関する交渉を7月に再開する見込みと20日付エスタード紙が報じた。2年間膠着状態にあったが、政府間交渉に向け、既にハバナ、ワシントンの実務担当者が協議を重ねていた。米国国務省の関係筋は「キューバと米国間の自由渡航の安全を保障することは、わが国の個人の人権と自由を保障することにつながる」としているが、両国の関係改善への歩みが進む?
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 公共交通機関の料金無料化を掲げるMPLだが、パラナ州北部にある人口3万人の町イヴァイポランでは、12年前からバス賃が無料だ。20日付G1サイトによれば、同市では8台のバスが毎日運行しているが、市長は「新しい路線を作ってほしいなどの要望が毎日のようにある。無料にしていても、システムや質は改善しなければならない。でないと市民の要望は強まる一方」。市民の要求は、とどまることを知らないようだ。