ニッケイ新聞 2013年6月28日
フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ元大統領が27日、ブラジル文学アカデミー(ABL)の名誉会員に選ばれた。同日付G1サイトが報じた。
カルドーゾ氏は、有効票39票のうち34の賛成票を得て、一時投票で選出が決まった。今年3月に作家でジャーナリストのジョアン・スカンティンブルゴ氏が亡くなり、欠員となっていた36番目の席に就任する。
カルドーゾ氏は同月中に立候補を決め、会長のアナ・マリア・マシャード氏が国外を旅行していた間、会長職を代行していたジェラウド・オランダ・カヴァウカンチ氏に所定文書を届けていた。
元大統領で同アカデミーの名誉会員を務めるのは、ジェトゥリオ・ヴァルガス(1941年就任)、ジョゼ・サルネイ(1980年就任)両氏に次ぐ3人目だ。
カルドーゾ氏は、6冊目の著書となる『ブラジルを発見した思想家たち』(Pensadores que inventaram o Brasil, Companhia das Letras)を発刊したばかりだ。