東西南北

ニッケイ新聞　２０１３年５月１日

　カトリック教会はサンパウロ州バウルーの神父ベト・フランシスコ・ダニエル神父を破門した。同神父がインターネット上で同性愛や両性愛を擁護し、同問題に対するカトリック教会の姿勢への批判を行ったためで、教会から尋問を受けたベト神父は「宗教裁判の被告みたいだった」と語り、「薪がないだけまだ良かった。火炙りにされるところだった」と語っている。
　　　　　◎
　４月２９日にロンドンで発表された「世界レストラン・トップ５０」で昨年４位だったアレックス・アタラ氏のサンパウロ市のレストラン、「ＤＯＭ」は６位に後退したが、エレナ・リッゾさんとダニエル・レドンドさんの経営する郷土料理レストラン「マニ」が、サンパウロ市二つの目のトップ５０入りを果した。「私たちの料理がこんなにも愛されるなんて最高に嬉しい」とエレナさんは喜びを語っている。サンパウロ市のレストラン業界にも刺激になりそう。
　　　　　◎
　４月２９日、サンパウロ市の市立学校の教職員約１２００人（軍警発表、組合発表は６千人）がセントロのお茶の水橋で抗議集会を行い、３日からストに入ることを宣言した。教員たちは１７％の賃上げを求めている。当日は、抗議集会に参加したために教職員が半分以上欠勤した学校も複数あったという。また、州立学校の職員も４月２２日からストを行っており、こちらは３６・７４％の給与調整を求めている。