ニッケイ新聞 2013年5月16日
伯日議員連盟(Grupo Parlamentar Brasil-Japao)の新会長に大田宮城ヨランダ慶子下議(56、PSD)が就任した。1994年の発足以来、初の女性会長となる。
同連盟のブラジル側には安部順二(PSD)、飯星ワルテル(PSDB)、パラナ州選出の西森ルイス(同)、高山ヒデカズ(PSC)、南麻州選出のアキラ・オオツボ(PMDB)ら各氏の日系議員のほか、複数の両院議員が所属する。
大田議員は2010年の連邦議員選挙にサンパウロ州から初出馬し、日系の女性議員としては初、かつ最多得票の21万3千票で当選した。沖縄県系二世で、夫は市議の大田正高氏。
1997年に愛息を失って以降、治安向上を求めるNGO団体を設立し、議員当選後は議会内の委員会で刑法を厳しく改正する運動を進めている。
就任にあたり、「日本側の議員との繋がりをさらに強くするとともに、ブラジルに根付く日系文化の伝統を尊重し、コムニダーデを支援したい」とコメントしている。