ニッケイ新聞 2013年5月16日
最近、肉食を出来るだけ避けるというセミ・ベジタリアンになった。ひどい扱いを受ける動物の現状を知り、ショックを受けたからだ。
日本食は野菜中心とはいえ、肉や魚の使用頻度は高いので、料理に工夫がいる。しかし当地にはベジタリアンが多いので、レシピや食材にはことかかない。豆腐や豆乳など大豆製品は特に、たんぱく源として重宝する。
中でも、コラム子のお気に入りはトーフ・デフマード(豆腐の燻製)やトーフ・フィルミ(固豆腐)。燻製の方は香り付けにもなるし、固豆腐は歯ごたえがあってステーキ風に使える。海外のベジタリアンの間でよく使われている食材だが、どちらも日本の市場にはあまり出回っていないようだ。
食は外国生活の醍醐味の一つ。肉なしでいかに美味しい料理を作るか、肉食大国のブラジルにもヒントが一杯だ。(阿)