ニッケイ新聞 2013年5月29日
ブラジルの主要大学の入試やその一部としても使われる国家高等教育試験(ENEM)の受付が27日23時59分に終了し、史上最多の783万4024人が申し込みを行った。27日未明に公式サイトに「受付終了」の表示が現れ、15分ほど続くミスが起き、受験生の間で混乱も生じたが、教育省が予想した610万人を大幅に上回った。実際の試験は10月の26、27日。
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サンパウロ市地下鉄とCPTMの従業員は27日、28日に予定していたストを来週の6月4日に延期した。現在までの給与調整の状況は、従業員側が7・3%の累積インフレ分を含み14・16%の調整を希望しているのに対し、州側は当初提案した5・37%から6・42%にあげたのみで、まだ隔たりがある。労働裁判所の判断によると、7・13%の調整が妥当だという。来週のサンパウロ市民の足はさて、どうなる。
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ネイマールのバルセロナFC入団をめぐり、同チームの元名誉会長で、1970年代、「フライング・ダッチマン」の異名で知られた元オランダ代表の名選手ヨハン・クライフ氏が、「船頭が2人いる必要があるのか」と発言。エースのメッシとの共存が出来ないとして、獲得を批判した。だが、一方で同氏は「ネイマールのプレーはまだ見たことがない」と語っており、安易なコメントへの批判も受けている。