パルメイラス=新スタジアムで梁落下=1人が死亡、完成遅れる?
ニッケイ新聞 2013年4月17日
サンパウロ市西部バラ・フンダで拡張工事中のパルメイラスの本拠地、パレストラ・アリーナで15日、中2階のカマロッテを支えていた梁が折れ、作業員1人が死亡する事故が起きた。16日付伯字紙が報じている。
事故が起きたのは午前11時過ぎ。ツリアス通り側でゴールとコーナーを右斜めから見る位置にあるカマロッテを支えていた梁4本が折れ、梁に乗っていたコンクリートブロックが1階の奥の部分に落下した。この事故でブロック上にいた作業員カルロス・デ・ジェススさん(34)が死亡、クリスピニアーノ・サントスさん(22)も手首や頭に軽傷を負った。現場にはもう3人作業員がいたが無事だった。
現場周辺4800平米(建設区域の10%)は防災局が立ち入りを禁止し、修理後に再度、区役所の監査を受けることになる。16日の作業はカルロスさん追悼の意味で中止されたが、建設を担当するWトーレ社は、きょう17日から作業を再開する意向だ。
同アリーナの完成はこの事故で遅れることが予想される。当初は13年10月の完成予定とされていたが、Wトーレ社は最近になって、事故が起きた部分の改修工事で問題が発生する可能性を恐れ、完成が2014年2月までずれこむ可能性があると示唆していた。今回の事故で、完成はさらに遅れる可能性がある。
同アリーナの工事は、パルメイラスの旧本拠地のパレストラ・イタリアを取り壊すことが許されないため、改修という名目で行われていたが、事故の起きた部分は以前のものをそのまま使っていたところだった。
同スタジアムは02〜08年の改修時にも不正が疑われたが、州検察局は今回の改修・拡張工事開始直前の2011年から、パルメイラスが持つスタジアムの営業許可などを疑問視していた。