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輸出入の均衡回復せず=週間で22億ドルの赤字

ニッケイ新聞 2013年4月24日

 4月15〜21日の貿易収支は、1998年の集計開始以来最悪の22億7100万ドルの赤字となったと23日付エスタード紙が報じた。
 大豆やトウモロコシの輸出などが増えるはずの時期なのに、15〜21日の輸出額は46億3100万ドル。一方の輸入は、ペトロブラスが週間輸入額の新記録を出したりした事もあり、69億200万ドルに上った。
 今年の累積赤字額は64億8900万ドルで、3月〜4月上旬にやや回復していたが、再び落ち込んだ。昨年同期の貿易収支は22億4300万ドルの黒字だった。
 昨年4月のペトロブラスの輸入額は1日当たり2億2930万ドルだったが、今年4月の輸入額は6億1160万ドル。その他の輸入も昨年同月より増えたのに、輸出は昨年の実績に届かず、欧州にとって貿易黒字を稼げる最良の相手国と言われるまでになっている。