ニッケイ新聞 2013年4月27日
ここ数日、議会と最高裁が対立を続けているブラジルだが、アルゼンチン下院では、クリスチーナ大統領の提案による司法界の再編成案が25日に賛成多数で可決された。上院での投票はまだだが、大統領による「司法の侵害」を怖れている国民も少なくない。奇しくも2国が似たような状況下にある中、ジウマ、クリスチーナ両大統領は25日の首脳会談後、南米諸国での民主主義発展を喜ぶ発言をしていたが。
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13年第1四半期におけるサンパウロ市での殺人事件のデータが発表され、前年同期より18%上昇したことが明らかとなった。23日付の本頁で、サンパウロ市で2001年から11年で殺人事件が80%ほど減少したと報じたが、州都第1コマンド(PCC)と軍警の抗争が激化した12年以降はさすがにそうは行かなかった。殺人事件が特に増えたのは中央部で、78・6%も上昇している。南部でも高い数字が出ている。
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サンパウロ市地下鉄では、全62駅のうち21駅が改装に入る。具体的な作業は床の張替え、駅の外側の歩道や通路脇の低い壁などのリニューアル、照明の交換、壁紙の取り替えなど。レプブリカ駅の改装は既に始まっており、続いて開始予定のセー駅、アニャンガバウー駅など中央部の駅からはじめて14年末には21駅すべてが終わる予定。来年は4号線の延長と17号線の設置もあるはずだが、そちらは果して。