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東西南北

ニッケイ新聞 2013年3月16日

 ローマ法王庁は15日、新たに選出されたフランシスコ法王がアルゼンチンの軍政時代(1976〜1983年)に「軍政に加担していた」との一部報道を否定した。同法王に対しては、1976年に軍政に都合の悪いイエズス会の信徒を誘拐したとの説がかねてから囁かれており、ブラジルでもエスタード紙が法王決定直後から、「軍政と戦わなかった」と批判を行っていた。
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 きのう15日付本欄で報じたウニリーバ社のリンゴ味の豆乳飲料「アデス」に製造ライン洗浄の洗剤が混入したことに関してだが、ウニリーバは15日、これまでサンパウロ州で14人の消費者から該当製品を飲んでしまったとの連絡が入ったと発表。同社は消費者サービスを通じ、14人に病院で手当てを受けるよう斡旋、2人が拒否した以外は、手当てを受けたという。該当商品は製造日が2月23日、賞味期限13年12月22日のものだ。
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 サッカーのリベルタドーレス杯グループ予選で14日、サンパウロFCは敵地アルゼンチンでの対アルセナル戦で1—2の痛い敗戦。これでグループ・リーグの第3グループ4試合終了時点で、サンパウロは3位アルセナルに得失点差でわずかにリードの2位。16強トーナメント進出に辛くも望みをつないでいるが、残る2戦中1試合は、目下全勝のアトレチコ・ミネイロだ。