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ニッケイ新聞 2013年3月16日

 教育機関の国際化がむ昨今の日本だが、今月11日、埼玉県にある独立行政法人「理化学研究所」が、アマゾナス州立大学と包括協力協定および国際連携大学院協定を締結した。同研究所は1917年設立と古い歴史を持ち、物理学、工学、化学、生物学、医科学など幅広い分野で研究を行う日本唯一の自然科学の総合研究所。これも、ブラジルへの注目度の高まりの現れかも。
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 南日伯援護協会が発行する「援協ニュース」3月号によれば、南大河州ポルト・アレグレで5月26日、「第1回南大河州歌謡祭」が開かれるそう。歌謡祭はこれまでも恒例行事として行われていたが、審査があるために、緊張のせいか出場歌手の減少がみられ、31回目で打ち切りに。今年から競争をなくし、新たな形でのスタートとなった。踊り、武道、太鼓、アニメのコスプレなどの余興もとり入れ、「一日を楽しく過ごし、親睦と絆を深めてもらいたい」とか。昨年同地では初の日本祭りも開かれており、南大河のコロニアも活性化しつつあるよう。
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 南日伯援護協会の「援協ニュース」3月号には、もう一つ良い話が。先月7日に滋賀県庁の職員が同会を訪問し、会長をはじめ役員から活動の説明を受けたそう。滋賀県と南大河州は1980年から姉妹協定が結ばれているが、今年の7月に州政府関係者が滋賀県を訪問することが決定したとか。ちなみに滋賀県人会は今年で55周年。さらなる交流活性化に期待。