ニッケイ新聞 2013年3月19日
山村敏明UCES会長は「評議員に立候補している私のところにも、これが送られてきた」と、現体制支持グループが郵送した名簿を見せた。50人の推薦名簿には、明確に融合派支持を表明している候補者の名前は入っていない。宮原さんも「このようなものを我々にも送ってくること自体、エチカ(倫理)が足りないんじゃないか」と付け加えた。23日に行われる評議員選挙では50人の正評議員、25人の評議員補が選出されるが、立候補者が78人しかおらず、「選挙の意味がほぼなくなっている」と分析した山村さんは「文協への関心、求心力が低下している証拠では」と心配した。
◎
アルゼンチンの国民的ファーストフードは、チョリソ(リングイッサ)をパンにはさんだ「チョリパン」。安くて、どこにでもある庶民の味方だ。旅行で訪れたさい、その美味しさにとりつかれた日本人が首都ブエノス・アイレスの店で修行を積み、今年1月、東京・代々木上原に専門店「mi choripan」を出店、なかなかの売れ行きを見せているとか。
◎
立教大経済学部(東京都豊島区)の学生らが1月19日、ブラジル文化を活かした町の観光地化プロジェクトをまとめ、日系ブラジル人集住地域・群馬県大泉町に提出した。同月22日付け毎日新聞によれば、同学部のゼミ生29人が昨年4月から進めてきた研究で、ブラジル音楽や料理、フットサル等を一堂に集めたイベント開催を目玉とし、ブラジル系飲食店や雑貨店等を盛り立て新たな「ブラジルタウン」作りを目指すとか。