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カーニバル=今年のパレードの見どころ=サンパウロ市は今夜から2日間=リオは10、11日

ニッケイ新聞 2013年2月8日

 サンパウロ市ではきょう8日より、リオでは10日よりカーニバルが開催されるが、今年のパレードの見どころを紹介する。
 サンパウロ市のスペシャル・グループのパレードは、北部アニェンビーのサンボードロモで8、9日の両日に行われる。
 8日の注目エスコーラは昨年準優勝の強豪ローザス・デ・オウロや優勝常連のヴァイ・ヴァイがあげられる。ローザスの今年のテーマは「パーティ王国への素敵の旅の幸せ案内人」。出演はこの日の2番目。ヴァイ・ヴァイはワインをモチーフにした「大地の地、愛の乾杯」がテーマで、本物の葡萄をパレードに持ち込むのをはじめ、果物に溢れたものになるという。出演順は4番目。
 9日の注目エスコーラは、コリンチャンス応援団として知られるガヴィオンエス・ダ・フィエルと昨年優勝のモシダーデ・アレグレ。2番目に出演するガヴィオンエスは、昨年世界一に輝いたコリンチャンスの優勝の歓喜を表現する。3番手となるモシダーデは、現代風のダンスフロアを描き出して天国を演出するという。
 リオ市サプカイでのスペシャル・グループのパレードは、10、11日に行われる。
 10日は昨年準優勝の名門サルゲイロと昨年優勝のウニドス・ダ・チジュッカが登場。サルゲイロは「名声」がテーマで、古代エジプトのファラオ王の巨大山車が早くも話題を呼んでいる。カルナヴァレスコ(総合演出家)は常連のラージェ夫婦で出演は2番目。カリスマ・カルナヴァレスコ、パウロ・バロスで注目されるチジュッカは3番目に出演し、ドイツ移民195周年を記念する「ドイツ年」にちなみ、同国の神話や歴史に基づいた演出を行う。バロス特有の人間山車がどんな仕上がりを見せるかも注目される。楽隊の女王は人気女優のジュリアナ・アウヴェス。
 11日の注目は優勝常連エスコーラのベイジャ・フロールやヴィラ・イザベル。3番手のベイジャは、ブラジルで生まれたマンガラルガ・マルシャドール種の馬を「忠実な友」とたたえる、エスコーラ側も当初驚いたという異色テーマで2年ぶりの優勝を狙う。
 昨年3位のヴィラ・イザベルは、99〜01年にインペラトリスに3連覇をもたらしたカルナヴァレスコ、ローザ・マガリャンエスが、「農業」を題材にしたシンプルなテーマでパレードの最後を飾る。人気タレントのサブリナ・サトウが楽隊の女王をつとめる。