ニッケイ新聞 2013年2月12日
当地の市場調査を目的に、寿司ロボットメーカー「TOP」(本社兵庫県尼崎市、1972年設立)から玉置正彦代表取締役(43、大阪)と辰巳桂一業務管理(48、同)が来伯、7日に挨拶のため本紙を訪れた。
同社は北米、欧州、オーストラリア、アジアなど広く海外展開しており「ここ2年、ブラジルからの問い合わせが多かった。寿司が普及しているので、ロボットのニーズも伸びるはず。市場調査し代理店を募りたい」と玉置代表取締役は語る。
主な商品はにぎりと巻き寿司ロボット、巻き寿司カッターの3種。生産能力は、にぎり用が1時間でしゃり玉1200〜2800個、巻き寿司用は1分間に2〜3本で、価格は約40〜120万円。
日本では回転寿司や宅配、スーパーなどで広く利用されており、「寿司が一般に広まった背景には、寿司ロボットがある」と話す。
職人がいない国外の需要はうなぎ上り。10年前に比べ、売り上げは全体の1割から5割と急激に伸びた。
玉置代表取締役は日本食の普及という大きな目的も見据え、「安くて美味しい寿司を提供したい。販売代理店を希望する方はぜひ連絡を」と呼びかけている。
連絡先は品川治郎さん(11・99522・0700/日語)、レオネロさん(同・99624・1062/ポ語)。