ニッケイ新聞 2013年2月20日
駐ブラジル日本国大使館(ブラジリア)の元顧問弁護士の今井真治さん(帰化人)が12日、心筋梗塞のためゴイアス州ゴイアニア市内の病院で逝去した。享年79。翌日葬儀が執り行われ、同市のジャルジン・ダス・パルメイラス墓地に埋葬された。初七日法要は未定。
埼玉県出身。中央大学法学部卒、1958年にコチア青年(第1次12回)として渡伯し、カンピーナス市郊外の農場でトマト作りに従事した。その後様々な職を経てゴイアス連邦大学法学部夜間部に入学、78年に弁護士の資格を取得した。
同年から同大使館顧問弁護士となり、邦人保護および在外公館活動に寄与した。85年に伯政府公証翻訳人、95年に南米初の日本における外国法事務弁護士の資格を取得した。ドンペドロ二世勲章(95年)、旭日双光章(2004年)受章。
私的オピニオン紙「私のひとり新聞」を1994年4月から始め、百号以上続けた。09年に自分史『遥かなる道のりを辿りて』を出版している。