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東西南北

ニッケイ新聞 2013年2月21日

 20日付本頁でも報じた現在来伯中のキューバのジャーナリスト、ヨアニ・サンチェスさんが、民主社会党(PSDB)のオタヴィオ・レイテ下議とアルヴァロ・ジアス上議の誘いで20日にブラジリアの連邦議会を訪れた。下院では、ブラジル滞在中のヨアニさんを反対派の人たちから守るために連邦警察を動員させるという民主党議員からの要請を審議する予定。
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 18日の豪雨に追い討ちをかけるように降った19日の強い雨。これによりサンパウロ市では、18日に起きた停電から回復できない地域が続出し、東部モオカと南部イピランガでは24時間、西部の高級住宅地として知られるジャルジンとイタイン・ビビでは30時間も電気のない生活を余儀なくされた人々が出た。また、停電の原因にもなった倒木は139本に及び、故障した信号機は171機を数えた。予報ではサンパウロ市の最高気温は今しばらく30度超えが続き、雨が降りやすくなるという。
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 14日にブラジルの投資会社3Gキャピタル社が米国のバークシャー・ハサウェイ社と共に米国ケチャップ大手ハインツを買収したが、買収の前日にハインツ社の株に関して不可解な動きがあったとしてFBIが捜査をはじめている。ハインツ社は、大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポで見本製品にネズミの毛が発見されたことでも問題となっている。