ニッケイ新聞 2013年2月21日
ベレン総領事館縮小問題で反対運動の中心となっている山田テルオ・フェルナンド氏。祖父は1930年代前半に移住した山田義雄さんで、「Y・Yamada」グループの創業者だ。1950年に設立された同社は、スーパーマーケットだけにとどまらず14のグループ企業をもつ国内有数の優良企業。〃北伯の主〃的存在だ。フェルナンド氏自身は、これまで州政府の要職も務めてきた有力者で、堤剛太さんも「頼もしい」と太鼓判を押すが、果たして閣議決定事項に与えられる影響はいかほど—?
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汎アマゾニア日伯協会に25年間勤めた堤剛太局長が、3月4日付けをもって退職する。後任で次長の伊藤まみさんが産休に入り、新理事会も発足したばかりなので「嘱託のような形でお手伝いする」とか。元邦字新聞記者で、長くアマゾン日本移民の調査もされていることから、これからの執筆活動に期待したいところ。機関紙「パンアマゾニア」の編集長も兼務、その人柄通り飄々とした文章が楽しみだったが、こちらの発行は続けてほしいもの。
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WBC日伯戦まで2週間を切った。国内テレビでの視聴方法について読者から問い合わせがあったため、ブラジル野球連盟に問い合わせたところ「チャンネルと放送時間帯の決定は26日以降になる」とのこと。試合4日前というギリギリまでわからないとは困りもの。もちろん本紙でも分かり次第お伝えするので、お見逃しなく!