ニッケイ新聞 2013年2月26日
ブラジルでは2分に1人が突然死という驚くべき数字が、22日付G1サイトに掲載された。
04年にサッカーチームのサンカエタノの選手が試合中に心停止を起こして死亡した例や、12年にサンパウロ市の大学で女子学生が急に倒れて死亡した例など、誰かが心停止を起こして倒れた時は、呼吸や意識の有無を確認して救急隊に連絡すると共に心臓マッサージを行うのが助けになる。
公共の場所では除細動器と呼ばれる機器と心臓マッサージと併用すると効果的だ。心臓の上に両手のひらを重ね、胸が5センチ程度沈む位の力で1分間100回程度の胸骨圧迫を、救急隊が到着するまで繰り返す。心停止後は1分毎に致死率が10%増し、10分で死に至る可能性が強いが、心臓マッサージが施されると致死率は半減する。