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東西南北

ニッケイ新聞 2013年2月26日

 14日以降、強い雨の降り続くサンパウロ州だが、22日、北部海岸部のサンセバスチャンでは20世帯ほどが立退きを迫られ、少なくとも8軒の家が崩壊。ある川沿いの流された家に住んでいた11歳少女は、母親が浸水から懸命に守ろうとするも水圧による影響で死亡し、母親はなんとか木にしがみつき、20分耐え忍んで一命を取り留めた。この状態はいつまで続く。
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 サンパウロ市東部の南クルゼイロ大学に父、母、長女、長男の4人で通うサントス一家が、4人同時に卒業を見事に果した。この一家は長男のロドリゴさんが同大学の化学科に通うことになったのを機に父のロドリゴさん、母のエリザさん、姉のパトリシアさんが揃って同大学で教育学で学ぶことを決意。勉強熱心な一家はジムにも行かずテレビも見ずに一生懸命に勉強に励み、特に父ロドリゴさんは、120人いる同科の学生唯一の男性ながらも頑張り通したという。
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 20日のリベルタドーレス杯での応援団の信号弾による相手サポーター殺害事件での影響が心配されるコリンチャンスだが、24日はサンパウロ州選手権の対ブラガンチーノ戦を劣勢からなんとか引き分け。それでも「みんなあの一件を忘れたいんだ」と主力のパウリーニョが語るように、チームの雰囲気は重い。現在、17歳の少年が主犯と名乗り出たが、この一件、まだ暗い影を落としそうだ。