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NHK「オヤジバトル」で特別枠=フレンズ歌謡ショーに3百人

ニッケイ新聞 2013年2月26日

 【既報関連】「グループ・フレンズ」(蛯原忠男代表)主催の『ブラジル日本人戦後移住60周年記念 ガンバレ日本!新春フレンズ歌謡ショー』が16日に宮城県人会であり、約300人の来場者で会場は満員となった。
 NHK特番『第16回 熱血!オヤジバトル』出演バンド決定コンテストの最終選考で落選したものの、番組内に特別枠が設けられることが決定したことを受け、急遽開催が決まった。
 開会式の冒頭では、フレンズのボーカルメンバーに招待歌手を加えた総勢24人の歌い手が舞台に上がり、NHK公式復興応援歌「花は咲く」が合唱された。
 加藤テレーザさんの「酒とバラ」でショーはスタート。フレンズの演奏で、演歌、ニュー演歌を中心とした楽曲が選りすぐりのコロニア歌手によって披露され、会場は大きく盛り上がった。
 『オヤジバトル』への応募の際、ボーカルを務めた原エライネさんは、応募曲「燃えてサンバ」と、美空ひばりの名曲「車屋さん」を熱唱。それぞれ2回ずつ別角度からの撮影が行われた。
 最後の歌手として登場した小野幸子さんの「大地のように」が終わり、参加歌手全員が舞台に上がる中行われたフィナーレでは、再び「花は咲く」を合唱。大きな拍手の中、ショーの幕は閉じた。
 NHK福岡放送局の堀口航平ディレクター(33、茨城)は「良い意味でびっくりさせられた。盛り上がった映像もとれて非常に良かった」と満足顔。「原さんだけが上手なのだと思っていたが、皆本当にうまい。自分は(NHKで)喉自慢コンテストの制作にも関わっているが、彼らなら全員鐘がなる」と感心した様子で感想を語っていた。
 ショーの模様は練習風景等とともに、番組内で「海外のオヤジバンド」として紹介される。日本での放送は3月25日深夜を予定しているが、当地での日程は未定。