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妻の放火で夫が焼死?=浮気がばれて口論の末

 リオデジャネイロ州カーボ・フリオで4日早朝、夫が浮気していた事を発見した妻が、夫と口論後に家に放火、夫が焼死する事件が起きた。
 死亡したジョアン・リカルド・ハメスさん(51)は、2カ月前、妻のフラビア・フォンセッカ・ピニェイロ容疑者(35)と共にニテロイ市からカーボ・フリオ市に転居してきた。子供は2人おり、同市内に住んでいる。
 警察によれば、事件の発端はジョアンさんの携帯電話に愛人と見られる女性からのメッセージが入っていたのを見つけたフラビア容疑者が逆上した事で、同容疑者はジョアンさんと激しく口論した際、離婚をほのめかされたため、車を壊した上で、家の中にアルコールを撒き、火をつけた。
 隣に住むジョアン・マシャードさんは、警官到着後間がない4日午前4時頃に現場に着き、泣いているフラビア容疑者を見つけると、火事の犠牲者だと思って慰めた。
 ところが、警官はこの火事はフラビア容疑者が起こしたものとマシャードさんに説明。現場からは、床に倒れたまま息絶えたジョアンさんの遺体が発見された。
 現場に駆けつけた人々の証言によると、ジョアンさんとフラビア容疑者は共に、カーボ・フリオの国際空港に勤務しており、同容疑者はジョアンさんが所有していたもの全てを破壊し尽くしてやろうと思ったと供述したという。
 警察によると、ジョアンさんは火の回りがはやくて逃げ遅れ、一酸化中毒を起こしたと見られている。隣人達はフラビア容疑者は温厚な人と見ていたというが、本人が犯行を自供した事もあり、警察は同容疑者を殺人容疑で逮捕。更に詳細な捜査を行っている。(4日付G1サイトより)