サッカーW杯に出場するブラジル代表(セレソン)23人が発表された。選出は順当なものだったが、候補として名前もあげられていたカカーやロビーニョは選外となった。7日付伯字紙サイトが報じている。
注目のセレソン発表は7日午前11時30分にリオで行われた。フェリポン監督は発表前、「自国で開催されるW杯で優勝するという目標に対して、マスコミの皆さんや国民の協力を願いたい。今回選んだ23人はその目標を達成できるメンバーだ」と語った。
選出された23人は以下の通りだ。ゴールキーパーはコンフェデ杯で復活を印象付けたジュリオ・セーザルにジェフェルソン、当落線上にあったもう1人は、昨年のリベルタドーレス杯を制したアトレチコ・ミネイロのヴィットルが入った。
センター・バックにはレギュラーのチアゴ・シウヴァ、ダヴィド・ルイス、サブ・メンバーのダンテが順当に選ばれたが、もう1人は前パルメイラス、現ナポリのエンリケが選出された。
サイドバックにはダニエル・アウヴェス、マルセロのレギュラーに、前大会レギュラーのマイコン、そしてパリ・サンジェルマンのマックスウェルが選ばれた。
ボランチはパウリーニョ、ルイス・グスターヴォのレギュラーとフェルナンジーニョが選ばれ、もう1人にはコンフェデ杯にも出場したエルナネスが選ばれた。
攻撃型ミッドフィールダーはオスカール、ラミレス、ウィリアンで、いずれもイングランドの強豪チェルシーからの選出となった。
フォワードはエースのネイマールに加え、フッキ、センター・フォワード役のフレッジとジョーに、コンフェデ杯でも活躍した21歳のべルナールが選ばれた。
なお、今大会ではカカーやロビーニョ、ロナウジーニョといった、過去のW杯でエース格として活躍した選手の召集はなかった。前回大会に引き続いてのレギュラーはジュリオ・セーザルのみで、過去の出場選手も全部で6人と経験者の少ないチームとなった。
ブラジルのサッカーファンの中では、過去の実績選手落選より、欧州チャンピオンズ・リーグで快進撃を続けるアトレチコ・マドリッドのディフェンダーのミランダ、イングランドの名門リヴァプールのミッドフィールダーのフェリペ・コウチーニョの落選を嘆く声が目立っている。
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