サンパウロ市などで8日、社会運動家らが一斉に抗議行動を起こし、W杯まではデモ行動を繰り返すと宣言したと8日付各紙サイトが報じた。
サンパウロ市ではジウマ大統領のアレーナ・コリンチャンス訪問を狙ったW杯反対や大衆住宅建設などを求める抗議行動が少なくとも3カ所で発生。ホームレス労働者運動(MTST)や大衆住居運動(MPM)などの運動家は大衆用住宅建設を直談判する意向だ。抗議運動には7日にサンパウロ市に着いた土地なし農民運動(MST)も加わり、W杯関連の建設工事を担当する大手ゼネコン3社の本社への侵入などが起きた。
リオ市ではバス乗務員が給与調整を求めて24時間ストを実施。怒った住民が少なくとも325台のバスを破壊した。同様のストはサンタカタリーナ州フロリアノポリスでも起き、30万人以上に影響が出た。
ミナス州ベロ・オリゾンテでは、公共交通機関の改善を求める人々が国道40号線を封鎖した。