サンパウロ市役所が、ピニェイロスのバスターミナルの地下に415台分の駐車場を開設する。
自家用車は駐車場に入れて公共交通機関を利用してくれればとの願いを込めた地下駐車場は、市役所が開設するものとしては1990年代に開設されたトリアノン公園の後ろとクリニカス病院内に次ぐ三つ目のもの。管理・運営の責任は交通技術公社(CET)、改修工事などの責任は市役所傘下のサンパウロ・オブラスが負うという。
駐車場の入り口は、地下鉄と都電(CPTM)の駅の隣にあるバスターミナルに出入りするバスの一部が利用するジルベルト・サビノ街にある。
利用料金などは明らかにされていないが、地下鉄と都電、バスへのアクセスが容易な地下駐車場には、乗用車用のスペースのほかに、バイク81台分と特別な必要のある車12台分のスペースが確保されており、市役所側はブタンタンやピニェイロスなど、サンパウロ市西部の住民が利用してくれるのではと期待している。
市役所が次に開設する予定の駐車場は、カンタレイラのメルカドンの地下と市中央部のフェルナンド・コスタ広場の2カ所だが、現在は市の会計検査院(TCM)の監査のため、入札の段階で止まっている。(2日付エスタード紙より)