健康広場
12月22日(水)
良質なたんぱく質やグリコーゲン、ビタミン類など数々の栄養素を含む牡蛎は、亜鉛が不足しがちな高齢者に持ってこいの食材であることは紹介した通り。十八種類以上のアミノ酸を含むと言われる牡蛎だが、特に注目したい成分として「タウリン」が上げられる。
実に100グラム当たり1000ミリグラムのタウリンが含まれる牡蛎だが、その具体的な効果はどのようなものがあるのだろう。
動物実験などからもタウリンを摂取することで、血圧の上昇を抑え、脳卒中が予防されることが判明している。
また、脳にストレスを感じると、体全体が緊張した状況に陥るが、タウリンはこの緊張を緩和。ストレスに耐えうる体作りにも役立つのだ。
また、この季節忘年会などのシーズンで連日、深酒という方も多いだろうが、タウリンがアルコールの分解を促進し、肝臓への負担を減らしてくれる。
ここで手軽に作れる牡蛎を使った家庭料理を紹介しよう。
材料(二人前)生食用の牡蛎150グラム、キムチ50グラム、酢大さじ二分の一、砂糖大さじ二分の一、醤油少々、ごま油をほんの少し。
(1)牡蠣に酢と砂糖を加え味付け