ホーム | アーカイブ | 食で健康=野菜の王様トマト(上)=ガン予防にも効く

食で健康=野菜の王様トマト(上)=ガン予防にも効く

健康広場

1月12日(水)

 「トマトが赤くなると医者が青くなる」。古くからヨーロッパに伝わるこんなことわざがある。抗酸化作用により、肌を紫外線から守ってくれたり、動脈硬化を防いだりと様々な効果を持つトマト。また、本格的な夏の暑さにまいっている人も多いと思うが、夏バテにも効き目を持つまさに、今食べどきの野菜なのだ。トマトの持つその効果と賢い食べ方を紹介しよう。
 トマトの発祥の地は?こう問われてすぐに答えが出る人はかなりのトマト通。十四世紀にメキシコのアステカ文明で栽培され、その後世界中に広がっていったとされる。
 トマトは野菜の王様だ、といっても過言でないあるデータがある。世界で一年間に消費されるトマトは約85000トンで、二位のキャベツ47000トン、三位のタマネギ36000トンを大きく引き離す。
 それではトマトにはどんな効果があるのだろうか。近年、トマトの成分で注目を集めるのが「リコピン」と呼ばれる抗酸化物質だ。ガンを発生させる活性酸素を、このリコピンが抑えるため、トマトを多く食べる人ほど消化系のガンが少なくなるというのだ。
 また、活性酸素を除去する力は何とビタミンEの100倍で悪玉コレステロールが酸化されるのを防ぎ、動脈硬化を予防する。
 まだまだ、優れた効果を持つ野菜の王様、トマト。次回はさらなる効果と効果的な食べ方などを探る。

Leave a Reply