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食で健康=庶民の味方バナナ=色により異なる効果

健康広場

3月23日(水)

 知ってますかバナナの意外な力――。ブラジルでは非常に格安で手に入れることが出来るバナナ。よくバナナの効果として、熟しに熟したものは免疫力を高めるなどといわれるが、実はその色合いによって、様々な効果を持つことを語人事だろうか。気軽にいつでも食べられる庶民にありがたいこの果物についてその力を紹介しよう。
 一九八四年のロサンゼルス五輪でアメリカ選手団が、選手村に持ち込んだことで一躍スポーツ界でも注目を集めるようになったバナナ。スタミナの源になるグリコーゲンを筋肉に蓄えるために欠かせない糖質をふんだんに含み、さらに体内ですばやく吸収できるバナナはもってこいの食材なのだ。
 まだまだ昼間には暑いブラジルだが、汗をかくとカリウムが失われ、食欲不振やダルさなどを引き起こす。バナナにはカリウムをはじめとするミネラルが豊富なので、暑い季節には毎日食べることをお勧めする。
 それではその色による効果の違いはというと――。まだ青いものはどうしても敬遠しがちだが、青いバナナには難消化性デンプンが豊富に含まれ小腸で吸収されにくいそうです。その結果大腸にまで残り、大腸内にいる乳酸菌等の善玉腸内菌のエネルギーとなり、腸内環境の改善が期待できる。
 また甘い臭いがただよう熟れ頃の黄色いバナナは、カリウムやマグネシウムなどが豊富で血液中のナトリウムを排出し、をサラサラにしてくれる。
 さらに注目したいのがシュガースポットといわれる熟したバナナの表面に出てくる黒い斑点だ。このシュガースポットが全体に出てくればくるほど、免疫力が高まり、風邪などへの耐性が高まるほか、抗ガン効果もあるといわれる。
 身近ながら、様々な効果を持つバナナを安く気軽に食べられるのはブラジル在住の特権の一つ。ぜひその効果を試して欲しい。

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