グルメクラブ
9月19日(金)
「ブラジル料理なぜ? どうして」
フェイジョアーダは水曜日と土曜日に食べるのが一般的とされる。
土曜日というのは、まだ奴隷制が敷かれていた時代、荘園地主たちの習慣の名残。しかし、水曜日に食べるようになったのは意外にも一九三〇年代になってから。
金融マン、会社経営者たちが「一週間の真中でもフェイジョアーダを食べたい」と言い出したのを受け、レストランが応じた格好だ。
いまでは毎日フェイジョアーダを出す店もある。サンパウロ市シダーデ・ジャルジン通り五三、「ボリーニャ」。電話3061・2010。職業ライフスタイルの多様化はフェイジョアーダの伝統習慣にも影響を与えている。