健康広場 2005年7月27日(水) 生活習慣病の予防に、適度な運動は欠かせない。また最近は、高齢者の転倒防止に、筋力トレーニングが効果的だとも言われる。しかし高血圧や糖尿病など、様々なリスクを負っている高齢者。安易にスポーツを始めると、心臓に過度な負担がかかり、心臓発作や心筋梗塞を引き起こしてしまう恐れがある。血糖値・コレス ...
続きを読む »記事一覧
BOX32で飲んで「ドイツ」へ行こう
グルメクラブ 2005年7月22日(金) 来週には南部から寒波が来襲します。なんてニュースを聞くと、からきし寒さに対する抵抗力のないわたしは前途の多難を予感して、雨に濡れた子犬のようにブルブル震えていた。 そんな生来の虚弱体質男がこの冬の寒い時期でもいいから、カネとヒマさえあれば、すぐに南へ飛んでゆきたいと考えている。という ...
続きを読む »海岸山脈公園道の「別世界」
グルメクラブ 2005年7月22日(金) 青空の天井が迫ってくるようだ。近年「陶芸の里」として脚光を浴びるクーニャ市(サンパウロ市から約二百二十キロ)の標高千メートル以上をうねりながら走るスカイラインには、冬とは思えない強い日ざしが照り返していた。わたしたちの車はエンジン音を響かせ、周囲に広がる放牧地で午睡中の牛にカツを入れな ...
続きを読む »ブラジル料理雑記―5―リオデジャネイロ(中)
グルメクラブ 2005年7月22日(金) 飲食店で大人が牛乳を頼まなくなったのはいつからか。今日、牛乳を飲む大人の姿を街中で見かけることはほとんどないと言っていい。 だから、七年前、映画監督の鈴木清順さんがサンパウロ市パティオ・デ・コレジオ内のカフェで「冷えた牛乳が飲みたい」と言ったときは、えっと訊き返した。 一九二三年東 ...
続きを読む »―健康長寿の秘訣―養生延寿の保健案=連載(7)=東洋医学医師 彭文育
健康広場 2005年7月13日(水) 脳卒中の応急手当 (1)頭部を前に曲げて動かさないようしっかり支え、そっとベッドに運ぶ。頭部を横に向けるのは危険。嘔吐がある時にはむしろ、静かにうつ伏せにして腕の上に顔を載せる。 (2)首や体を締め付けているものをできるだけ緩める。 (3)糞尿の垂れ流しがあるので、ビニールを敷いてお ...
続きを読む »薬草新世界=グァサトンガ=胃・十二指腸潰瘍の特効薬
健康広場 2005年7月13日(水) 「日本語が通じて、日本のものが手に入るので安心ネ」。東洋街の印象を聞けば、日本人旅行者から必ずといって良いほど返ってくる答えだ。来伯後間もなく、薬局で正露丸を見つけた時は感激した。 日露戦争の頃から親しまれてきた胃腸薬が、地球の反対側で服用出来るとは予想だにしていなかったからだ。さすがは ...
続きを読む »システム崩壊の危機―健康保険―=連載(8)=援協に地方分権化の波=採算割れ必至でSUS拒否
健康広場 2005年7月13日(水) 「連邦、州政府から財政、技術的な協力を得て市民向けの保健事業を振興し、サービスを提供する」(ブラジル連邦共和国憲法)。八八年憲法は、三十条七項で保健分野におけるムニシピオ(市・郡)の機能を規定している。 連邦、州、市・郡のうち、より地域に密着しているのは市・郡。その結果、権限が委譲される ...
続きを読む »ドナー不足が深刻化=角膜移植順番待ち=サンパウロ市で最大四年=世界でも異例=宗教観が阻害の一因に
健康広場 2005年7月13日(水) 死後にあなたの角膜を譲ってくれませんか? 角膜疾患による視力障害者が光を取り戻すには、人間の透明な角膜を移植することが必要だ。ドナーの数が少なく、手術を受けるまでサンパウロ市で最大四年、奥地で二年以上、待たなければならないという。世界でもあまり類を見ないことだ。ドラマ「アメリカ」で失明患者 ...
続きを読む »南緯8度の新星ワイン
グルメクラブ 7月8日(金) ワインといえば「青」。そんな時期がブラジルにはあった。八〇年代から九〇年代にかけ、国内市場に出回った輸入ワインのおよそ六本に一本がそれだった。 LIEBFRAUMILCHといった。ドイツ語でリーブフラウミルヒ。たいていの人は発音できず、ガラス瓶の色を称し、「青」の名で呼んでいた。 甘口の、いわ ...
続きを読む »団塊移民、その最後の晩餐
グルメクラブ 7月8日(金) 三十年のブラジル生活に区切りをつけ、「引き揚げ」を決意した団塊世代の移住者と食事した。 「こないださ。尾羽うち枯らして帰るのか、って友人に言われちゃったよ」 団塊は、薄くなった頭髪をかきながら言った。 オハウチカラス。私は心の中で復唱してみた。ひと刷毛の疲れがはかれた団塊の顔を見て、当らずと ...
続きを読む »