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記事一覧

食の話題=サンパウロ市の「美しき時代」=仏料理文化は本場に匹敵

グルメクラブ 1月23日(金)  むかし、「ベラ・エポック」とフランス語でいうにふさわしい「美しき時代」がサンパウロにあった。  グローボで放映中のドラマ「ウン・ソー・コラソン」は、その頃を描いた話である。  一九二二年の「セマーナ・デ・アルテ・モデルナ」(近代美術週間)の開催に至るまでの筋が、ひとつの見所だそうだ。  音楽、建 ...

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料理研究科の中南米食文化紀行=アルゼンチンは肉三昧

グルメクラブ 1月23日(金)  「肉がないということは食事がないということだ」  そんな諺がこの国にはあるそうだ。旅行中、日本人は米ばかり食べていてよく生きて行けるな、と真顔で言われたりした。  荒野で生活した「ガウチョ」(カウボーイ)が考案した料理法が「アサード」。串刺しにて直火であぶる。  自慢の肉は確かにおいしい。ただ、 ...

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サンパウロ お国自慢料理=ドイツ移民の温もり残る=酒場で夜を明かす

グルメクラブ 1月23日(金)  よその街区ではほとんど生えていないような背の高い杉の木を一本、また一本とみた。サンパウロ最古のドイツ風居酒屋である「Joan Sehn」(電話5051・9162)を出て、モエマからサント・アマーロ方面へ徒歩で向かう途のことだ。  闇が次第に深まり、これで木組みの家屋でもあれば、ドイツの森―。など ...

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魚屋さんの入り知恵=カジキの串カツ風

グルメクラブ 11月28日(金)  「今月一杯が時期。試しにつまんでみてよ」  リベルダーデで魚屋を営む三木宗三郎さんがそういってさばき始めたのはバショウカジキ。芭蕉=バナナに似た背ビレをもつことからそう呼ばれる魚だ。  四属十二種いるカジキのなかでも筋が多くパサついているため、市場での評価は常に低く安物扱いされるが、どうしてど ...

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パブ『伯剌西爾』=手造りのカシャッサ=再び人気上昇へ

グルメクラブ 11月28日(金)  その昔、甘しょ酒作りが盛んだったイグアッペ・桂植民地の出身者にこんな話を聞いた。  「『51』なんかが市場に出回る前はね、作り手もずいぶん多かった」と。  大手メーカーの登場以降、多くの個性的な生産者が製造から手を引いたことを暗にほのめかしている。  「51」こと「Caninha51」の歴史は ...

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食の話題=「ドナ・ベンタ」の料理書=永遠のベストセラーに

グルメクラブ 12月12日(金)  マンマ・ミーア(ああ、お母さん)。イタリアでは万事につけ、神ならぬ母頼み、となるのはよく知られた話。料理の方でもマンマの味は絶大だ。  これに対し、日本の家庭料理の中心にはおばあちゃんが鎮座するようだ。普段はともかく、伝統的祭事となれば割烹着姿のおばあちゃんが袖をまくり年季の入った料理をこしら ...

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料理研究科の中南米食文化紀行=パラグアイは黍料理

グルメクラブ 11月28日(金)  ひたすら青い空が続く。そして赤土と緑。ゆったりと流れる空気に南米一平和な環境と思う。  スペイン語のほかにグアラニー語を公用語として認めている。義務教育の現場で先住民族の言語を教えている国を他に知らない。  食文化ではお茶とそれに使う薬草に注目した。一般的に肉を多食する傾向にあるため、国民はミ ...

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サンパウロ お国自慢料理=ドイツ料理と郷愁=往年のアイスバイン今も

グルメクラブ 12月12日(金)  「今から二十余年前の六月の或る夜、ライト会社の前にあったレストラン『ハイデルベルヒ』で友人と一緒に『豚の肢の丸煮』を食べながらショップを一杯飲んだ」(佐藤常蔵「ブラジルの風味」」九五七年)  ときは一九三〇年代半ばであろうか。  コロニアは文化胎動の時期。日系美術家による聖美会結成(一九三五) ...

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魚屋さんの入り知恵=アジのタタキ

グルメクラブ 11月28日(金)  いわく、「アジは味なり、味のみ美をいうなり」と。どのように調理してもおいしいのがアジという魚であろう。  その種類は多く、ブラジルでも「Guiracema」、「Xareu」等々の名前を持つ。さて、なかでも旬のアジはどれか。  リベルダーデ区の魚屋さん、三木宗三郎さんは「Carapau」をお薦め ...

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パブ『伯剌西爾』=最高級酒カシャッサ=ドイツの輸出盛ん

グルメクラブ 11月28日(金)  世界の自然、歴史、文化を一世紀あまりにわたって報じてきた雑誌「ナショナル・グラフィック」のブラジル版にカシャッサに関するルポが登場したのはごく最近のことだ。  それは主にブラジルを代表する産地ミナス州サリナスの様子を伝えるものだった。話題の軸となっていたのは故アニジオ・サンチアゴとその一家であ ...

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