グルメクラブ 10月17日(金) いま、サンパウロの民族的多様性を最も実感できる街はどこか―。そんな風に聞かれたら、それはパリ区だろう、と答える。 韓国、ボリヴィア、シリア・レバノン……。とりわけ移民歴の比較的浅い人々の息吹を強く感じるからだ。韓国の親父さんが丹精こめて作る鯛焼きの甘い匂い、ボリヴィア協会の赤と黄色のド派手な ...
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リオデジャネイロ-RJ=世界の観光都市
10月11日(土) 「美しき都」として世界中に名をとどろかせたリオデジャネイロ。1502年正月、ガスパル・デ・レーモスが、河口を発見したと思い込み、「リオデジャネイロ(1月の川)」と名付けた。 1763年、ブラジルの首都となったリオ。1960年にジュッセリーノ・クビチェッキ元大統領が首都をブラジリアに移した時、リオ市民は「首 ...
続きを読む »「子供の日」には楽しい旅=サンパウロ市近くのホテル紹介=施設整い、イベントも
10月4日(土) 【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙25日】10月12日の「子供の日」を楽しく過ごすために、サンパウロ市に近い州内のリゾート地やホテル、ポウザーダ(旅館)、キャンプ場などをジアーリオ紙が紹介している。近距離の場所ばかりなので、小さな子供がいる家族にお勧めだ。 [ホテル=ファゼンダ・マッツァロッピ] ホテル=ファ ...
続きを読む »魚屋さんの入り知恵=ガロッパが旬
グルメクラブ 10月3日(金) リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街の魚屋さん、三木宗三郎さんが「いまおろしていて脂がある」と言い切る魚は、ガロッパ。 日本では幻の魚として珍重されるあのクエ(注※スズキ科ハタ亜科)の系統にある、と三木さん。食通の間ではクエという名前を聞くだけで生つばを飲み込むほど別格の一品だ。フグやタイよりも美 ...
続きを読む »パブ『伯剌西爾』=6年熟成ものも=カシャッサ
グルメクラブ 10月3日(金) 「Espirito de minas,me visita」――。二十世紀ブラジル最大の詩人と語られることも多いカルロス・ヅルモンド・デ・アンドラーデ。その韻文の一節を冠すカサッシャがある。 ミドルクラスのカシャッサを代表する銘柄となった感を受ける「Espirito・de・minas」は、ミナス ...
続きを読む »食の話題=高級品志向のサンパウロ市民=グルメ市「ボア・メーザ」探訪
グルメクラブ 10月3日(金) 最近の国産映画はノルデステ一色。サンパウロで流行する音楽、ダンス、ファッションなどにも東北地方の匂いが交じる。料理はどうだろう。カルアル名物ブッシャーダ(もつの煮込み)がブームだなんて話しは聞こえてこない。 九月十八日から二十一日までの四日間、サンパウロ市のITMエスポで開かれていた国内最大規 ...
続きを読む »料理研究科の中南米食文化紀行=キューバのコングリス
グルメクラブ 10月3日(金) 料理学校の生徒にこんな話を聞いた。「授業に使う食材を集められなくて休校も多い」と。 海外からの観光客が増加する今、高級ホテルのレストランで働く調理人が求められている。しかし国の現状はモノ不足。苦労しているようだ。 ハバナ市街に大衆向けレストランが立ち始めた。といってもスタンドの類だが、十年ほど前 ...
続きを読む »サンパウロ お国自慢料理=数多いレバノン・レストラン=中東料理の基本
グルメクラブ 10月3日(金) サンパウロ市三月二十五日街から入ったヴィラにレストラン「Jacob」はある。一九六〇年から続く、レバノン・シリア料理の老舗だ。 先日訪ねた際、店の主人が昼食を取っているのをみた。テーブルに並ぶのは、生肉のミンチにピタ・パン(円形で中が袋状になったパン)のみ、と驚くほど簡素。塩・コショウをふった ...
続きを読む »料理アラカルト
グルメクラブ 9月19日(金) 「ブラジル料理なぜ? どうして」 フェイジョアーダは水曜日と土曜日に食べるのが一般的とされる。 土曜日というのは、まだ奴隷制が敷かれていた時代、荘園地主たちの習慣の名残。しかし、水曜日に食べるようになったのは意外にも一九三〇年代になってから。 金融マン、会社経営者たちが「一週間の真中でもフ ...
続きを読む »魚屋さんの入り知恵=鯖の船場汁
グルメクラブ 9月19日(金) 三木宗三郎さん(六九)はリベルダーデ区ガルボンブエノ街三六四にあるガレリア内で魚屋を営んで三十年以上になる。 「昔はこの界隈にも七、八軒の魚屋があったけどね……」。かつての同業者は次々と店をたたみ、街を去っていった。 「もう骨の芯まで魚の匂いが染み付いているよ」と笑う三木さんに旬の魚を尋ねた。「 ...
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