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祭り=グァタパラ 林良雄

今年のグァタパラ入植祭では外交120周年を祝し、市役所から贈られた記念プレートもお披露目された。

 普段は静寂の移住地。これが破れ喧騒に変わる日が年に数度あり、その最大が村祭りである。移住地の入植と1年の農作物のめぐみを祝う入植並びに収穫祭、さらに運動会と年初めの新年会を、毎年村をあげて催している。 今年もその村祭りの季節がおとずれた。祭りの幕開けに、先人を祀る拓魂碑の前で慰霊祭が執り行われる。53年を迎えた移住地だが、50 ...

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護憲革命の思い出=サンパウロ 梅崎嘉明

 7月9日はブラジル護憲革命記念日である。その革命最中の(1932年)7月26日に私たち800余名の移民が、大阪商船ラプラタ丸でリオ港に到着した。 リオは世界第3美港の一つとしてその頃から知られていて、移民たちはその都市に上陸して景観を満喫するつもりでいた。船から移住局へ上陸申請の無電を打ったが、先方からOKの返事が来ない。革命 ...

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ニッケイ歌壇 (493)=上妻博彦 選

ブラジル・サンパウロにあるブラジル日本文化福祉協会で、毎年2回「古本市」が行われる。ブラジルでは日本語の本は値段が高く流通量も少ないため貴重で、古い本でも大事にされ、この古本市の時には大勢の人が日本語の本を買い求めにくる。

      サント・アンドレー  宮城あきら この年も古本市に通いきて安き良き書を求め楽しむ古りし書の輝く文字懐かしき『啄木全集』買いて帰るも手に取ればたった二ヘアイスの哲学書済まないような握り出しの心地開き見れば南樹の署名滲み古りて時の移りを痛く思いきコロニアの知性ざわめく古本市秋は卯月の風物の詩(うた)   「評」まさしく風 ...

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ニッケイ俳壇(848)=星野瞳 選

ブラジル日本人街があるリベルダーデ区の七夕まつりの様子。ブラジルでは、各地で日系団体が七夕祭りを開催している。

   セーラドスクリスタイス   桶口玄海児 アリアンサにて稚鴎老達者耳目達者よ朝涼し雷のあばれておりし大地かな新しき蟻塚濡れて奥地かな声涼し農園の子日本語    ジョインヴィーレ      筒井あつし 雲の峰冬にも立つやパラナ河冬晴れて鏡の如き水面あり冬ぬくし広場で始まる釣談議マンジョーカ引き抜く力失せて老う    サンパウロ ...

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森脇先生を偲ぶ=鈴木正威

2011年公開の映画「汚れた心」の撮影に来伯中の、女優・常盤貴子、余貴美子らと共に笑顔を見せる森脇礼之氏(2010年撮影)

 先生と初めて会ったのは、1965年の頃である。当時、日本語普及会に在籍していた私は、日本語教育実態調査の手始めてとして、市内の日本語学校を歴訪していた。そのひとつに先生が教鞭をとるカショエリンニャ校があり、そこを訪問して思わず目を剥いたのである。 丁度作品発表会だったのか、校内には生徒の手作りの図工の作品が並べてあったが、それ ...

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森脇礼之先生の思い出=ドウラードス・モデル校校長 城田志津子

 森脇礼之先生のご逝去、心より哀悼の意を表します。 日系社会の日本語教育を支え、未来に日本語を託し夢を紡いでいらした大先輩の諸先生方の訃報に接する度、1978年にサンパウロのブラジル日本文化協会(文協)で行われた全伯日本語教師合同研修会に参加し、そこで出会った沢山の先輩諸先生のことを思い出します。 その先生方から、日本語教育を公 ...

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これで解決・沖縄基地問題=かんばらひろし

 沖縄が基地移転の問題で揉めています。  政府側は「ヘノコ移設は慎重検討の結果決まったものだ。これは沖縄県(前知事)も承認している。計画通り推進する」としており、一方、オナガ現知事は「沖縄県内建設絶対反対。これは選挙で示された県民の意思だ。建設を阻止する」としております。 政府としては日本国の防衛という面からも、米国との国際協約 ...

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チキンステーキ

チキンステーキ

 小さい頃から母の定番で、私の大好きな一品です。鶏肉のステーキの付け合わせは、ジャーマンポテトが我が家の食べ方でした。ブラジルでは牛肉の次によくいただきます。

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ニッケイ俳壇(847)=富重久子 選

ブラジルでは『フェイラ』という朝市が曜日ごとに決まった場所で開かれ、朝早くから大勢の人で賑わう。新鮮な果物や野菜、肉、卵、日本人や日系人が多く暮らす地区では鮮魚も販売されている。

      サンパウロ      広田 ユキ 相似たる身の上話移住祭【我々日系人は六月十八日、サントス港に着いた日を記念して移住祭を催し、其の日は公式に「移民の日」とされている。 この句にあるように戦前戦後を問わず、共に移住後の暮らしは肉体的、精神的にも共にさまざまな苦労があったもので、「相似たる身の上話」と静かに聞き止めている ...

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親睦観光リオの旅=イビウーナ 瀬尾正弘

 標記は、コチア青年連絡協議会主催の旅行であった。ことに今年はコチア青年移住60周年記念の年なので、行事の一つでもある。私も妻と共に参加した。世話役担当は第一次第一回移住の黒木けい氏で、彼の熱心で丁寧な呼びかけに応じ、募集を始めて一週間後にはほぼ満席となった。 バスは大型44人乗り。旅程は2泊4日で、先ずノーヴァ・フリブルゴ在住 ...

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