4月11日付け西銘光男さんの文章「ジャポネース ガランチード」を拝見致しました。大変立派な内容のお話しに感心し、「そうです、全くその通りです」とこの文を記します。 第一に、この言葉「ジャポネース ガランチード」が日本人を差別する言葉だということが、西銘さんの体験に基づいて明確に書いてあるということです。私も何度かこれは侮蔑語だ ...
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ニッケイ俳壇(835)=富重久子 選
サンパウロ 山本 紀未 旅人木人生航路七転び【「旅人木」は、マダガスカル島原産で芭蕉科、高さ二十メートルにも達する木でブラジルの秋の季語である。その葉は扇の様に広く根元に大きな瘤があり、蓄えたその瘤の水を旅人が呑むと言うことから「旅人の木」として俳句人が句に詠み、私も好きな季語である。クルビ、ピネイロスに ...
続きを読む »「ジャポネース ガランチード」ってなに?=サンパウロ 西銘光男
一世紀を超える日系社会の歴史の中には、いわゆる「コロニア語」と言うのがたくさん生まれた。これも日常生活の中から生まれた一つの文化である。 だが中には何とも頂けない代物がある。「ジャポネース ガランチード」と言う奴。俗悪極まる差別語がいつの間に称賛の形容詞になった?いい加減にしろ!と言いたい。この言葉は日本移民初期(1930年代 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(834)=星野瞳 選
セーラドスクリスタイス 桶口玄海児 マリタカの一群茘枝の畑に来る 若い者に足らぬおやつや畑日永 マンガ樹にマリタカの群今日も来し 西瓜切る九人の子供皆育ち 雨降らす木のある村に喜雨至る 北海道・旭川市 両瀬 辰江 温かや鍋焼うどん麺太し 雪の夜夢の中にて夫無口 日脚伸ぶ心ひろがる思ひして 雪の朝仕 ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(486)=上妻博彦 選
サンパウロ 武地 志津 白鵬と真っ向勝負の照富士堂々の寄りに金星上げる逸ノ城、照富士との大熱戦沸きに沸きたり満員の客白鵬は己が記録に捉われて変化紛いで稀勢里下ろす一瞬を静もる満員会場の客ら失望の無言の抗議舞の海のつね明白な解説に耳傾けて心安まる 「評」毎場所の短歌による相撲解説、この様に三十一文字に詠 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(831)=富重久子 選
アチバイア 東 抱水 どの町も教会が見え天高し【半世紀前移民してきた時、一番先に目に止まったのが教会の尖塔であって、これがこの国 のカトリック教会だなと納得した。教会は街々に一つでなく、幾つも見られたが、仏教徒の我々には珍しくハイカラに見えた。 この句は実に平坦で易しい俳句であるが、この句のとおり、都会 ...
続きを読む »漫画を突破口にブラジルでの将棋文化普及はなるか(後編)
日系移民の高齢化が進み、次世代への日本文化継承が急務とされる昨今、ブログ子の愛好する将棋文化もまた消滅の危機に瀕していた。 「囲碁漫画の『ヒカルの碁』が翻訳出版され、囲碁人口が増えたように、将棋漫画が出版されれば将棋人口も増えるのではないだろうか…」と思いついたブログ子は、将棋文化普及の糸口を探しに、2001年の事業開始から ...
続きを読む »漫画を突破口に、ブラジルでの将棋文化普及はなるか(前編)
日本移民の高齢化が進み、次世代への日本文化継承が急務とされる昨今、ブログ子の愛好する将棋文化もまた消滅の危機に瀕していた。 「囲碁漫画の『ヒカルの碁』が翻訳出版され、囲碁人口が増えたように、将棋漫画が出版されれば将棋人口も増えるのではないだろうか…」と思いついたブログ子は、将棋文化普及の糸口を探しに、2001年の事業開始から ...
続きを読む »ニッケイ新聞の本『一粒の米もし死なずば』紹介
注文は無明舎までhttp://www.mumyosha.co.jp/docs/14new/hitotubu.html [su_heading size=”16″ align=”center”]日本で出された主な書評や紹介記事[/su_heading] 《〝面白い〟というと語弊がある ...
続きを読む »岩手県人会の親睦旅行で=ブラジル最古の街カナネイアへ
ブラジル岩手県人会の招待で、11月14~16日にサンパウロ州カナネイアへの親睦旅行に出かけました。世界的観光地イグアスへ行った別記者とは違い非常に渋いチョイスです。サンパウロから南へ300キロ弱。初日深夜に市内を出発しバスに揺られること6時間ほどで到着しました。 バスから降り日系家族が経営するホテルへチェックイン。 NHK ...
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