4月29日に開かれた上院でのコロナ禍に関する議会調査委員会(CPI)は、報告官のレナン・カリェイロス上議(民主運動・MDB)が提出した審議計画を基に、現政権の歴代保健相の召喚日が決められた。そうした劣勢の中、連邦政府側の委員からもボルソナロ大統領がマスク無しで出歩き、密を作った記録を求める意見が出るなど、驚きの展開も起こった。 ...
続きを読む »ブラジル国内ニュース
《ブラジル》失業率が14・4%に上昇=失業者1440万は過去最多=コロナ禍で非正規雇用が増加
地理統計院(IBGE)が4月30日、20年12月~今年2月の失業率は14・4%で、失業者は1440万人と発表したと同日付現地サイトが報じた。
続きを読む »《ブラジル》ファイザー製が遂に到着=予定より2カ月も遅れて=大統領「接種するとワニになるぞ」発言した曰く付きワクチン
4月29日夜、サンパウロ州カンピーナス市のビラコッポス空港に米国ファイザー製薬のコロナワクチン100万回分が届いた。保健相はこれを機に同ワクチンを積極展開したがっているが、このワクチンはボルソナロ大統領との因縁が深い。4月30日付現地紙が報じている。 ファイザー製薬ワクチンは米国内や欧州で使われている主要ワクチンで、1回の接 ...
続きを読む »《リオ》ヴィッツェル知事の罷免が決定=政治活動停止期間は未定
リオ州のウィルソン・ヴィッツェル知事の罷免を決める特別法廷での審理は、4月29日の最終報告提出にはじまり、翌30日の審理で罷免が決定した。 今回の罷免は、コロナ禍において人工呼吸器などの医療器具を州が購入する際のリオ州保健局のスキャンダルが原因で、ヴィッツェル知事自身も贈収賄工作に関与していた疑惑がもたれている。贈賄を行った ...
続きを読む »《リオ》Cedaeの入札無事終了=ボルソナロ氏一行に投卵事件も
リオ州内35市への浄水供給と下水処理を担当する水道・下水公社(Cedae)の運営権に関する入札が4月30日に行われたと4月30日付現地サイトが報じた。
続きを読む »《サンパウロ州》ボツカツ市で実験的一斉接種=今度はOxfordワクチンで
保健省が28日、サンパウロ州ボツカツ市で、オックスフォード大学とアストラゼネカ社が開発し、オズワルド・クルス財団(Fiocruz)が治験と国内生産を担当しているオックスフォード・ワクチンの実験的一斉接種を行う意向である事を発表した。
続きを読む »リオ復興のシンボルが廃墟に=五輪直後の保守作業で停止したまま=貧困地区のロープウェイ
リオ市北部アレモン地区のロープウェイが、2016年から5年間営業を停止したまま再開のめどが立たず廃墟と化している。リオ市でも最も貧しい地区である同地に総工費2億1千万レアルを投じて2011年7月に開業した。3・5キロに及ぶロープウェイは17の貧困コミュニティをつなぎ、五輪による“変革”を象徴するシンボルとされていた。 だが、 ...
続きを読む »《ブラジル》クーニャ元下院議長が釈放に=ルーラ裁判無効化の直後に=LJ裁判はなおも継続
28日、連邦第4地域歳(TRF4)はラヴァ・ジャット(LJ)作戦関連の収賄罪で拘束中だった元下院議長のエドゥアルド・クーニャ氏の勾留を解き、釈放を命じた。同氏はすでに、新型コロナのハイリスクグループであることなどで自宅軟禁だったため、今回の判決で外出が可能となる。同氏はジウマ元大統領を罷免に追い込んだ下院議長として有名で、20 ...
続きを読む »《ブラジル》コロナ死者が40万人に=30万人突破からわずか36日で=欧州議会でもボルソナロ大統領批判続出
コロナ犠牲者が29日午後1時に40万21人を記録したと同日付エスタード紙電子版が報じた。30万人突破から僅か36日間で犠牲者が10万人も増える事態に驚く人が多い中、「寒さが来れば状況がさらに悪化し得る」と警告する声も出ており、現政権のコロナ対策に対する批判が国外でも噴出していると26~29日付現地サイトが報じた。 ブラジルの ...
続きを読む »《ブラジル》初の純国産ワクチンを製造開始=監督庁の承認を待たず強行
サンパウロ市ブタンタン研究所が28日から、ブラジル初の国産コロナワクチンとなる「ブタンバック」の製造を開始した。同ワクチンは現在、人体での治験許可をめぐり国家衛生監督庁(ANVISA)と交渉中で、ANVISAからの治験許可さえ出ていない内に量産を開始した形となった。29日付現地紙が報じている。
続きを読む »