俳句
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ニッケイ俳壇 (855)=富重久子 選
サンパウロ 平間 浩二
夢追ひしなべて移民の花珈琲
【今から百何年前に移民した人々は、戦後移民の我々とはちがって、珈琲栽培と言うしっかりとした目標があって、短期間 -
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ニッケイ俳壇 (853)=富重久子 選
勝ち負けの戦の炎敗戦忌
【八月十五日はわが国の敗戦の忌日であった。既にブラジルに移民していた人も、日本で敗戦を味わった人々もそれぞれに其の日のことは忘れることが出来ない。
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ニッケイ俳壇 (852)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎 冬日負い軍平胸像顔暗し首ふって歩く他なき時雨牛犬の嗅ぐ物より翔ちし冬の蝶どびろくや転耕とどむ術もなく土深く想思樹の実を植えにけり セーラドスクリスタ
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ニッケイ俳壇 (851)=富重久子選
サンパウロ 田中美智子 果てしなきゴヤスの大地冬景色【旅吟について、「ブラジリアの建築群を見てゴヤス高原の中の幾つもある滝を巡る旅で、地下には豊かな水源があり、澄んだ水が流れてい
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ニッケイ俳壇(850)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎 気まぐれな雨が降っては冴へ返る屈託もなき髙笑い夜なべ子等サンジョンの焚火にちらと見しは彼ダムの水深く映りて凍てし星確実に老化は進み秋も逝く【一九十五年生れ
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ニッケイ俳壇(849)=富重久子 選
ボツポランガ 青木 駿浪 余情なほ夕べとなりし庭四温【冬季に三日寒い日が続き、その後暖かい日が四日あるのを三寒四温と言うが、最近のサンパウロでも今年はそのような冬の気候が続いている
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ニッケイ俳壇(848)=星野瞳 選
セーラドスクリスタイス 桶口玄海児 アリアンサにて稚鴎老達者耳目達者よ朝涼し雷のあばれておりし大地かな新しき蟻塚濡れて奥地かな声涼し農園の子日本語 ジョインヴィーレ 筒井あつ
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ニッケイ俳壇(847)=富重久子 選
サンパウロ 広田 ユキ 相似たる身の上話移住祭【我々日系人は六月十八日、サントス港に着いた日を記念して移住祭を催し、其の日は公式に「移民の日」とされている。 この句にあるように戦