文芸
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生まり島の辺野古新基地建設に思う=サントアンドレー 大城栄子
2月19日付ぷらっさ欄の、松本正雄さんの投稿文を読みました。沖縄県民の民意を無視した安倍政治への不信を訴えていることに私も同感です。国民主権の政治をしているのだろうか?何かに憑りつかれていて、暴走し
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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(29)
「ワタシみたいに、育ちが悪くて、たいした教育も受けてない人間は、あちらじゃいい仕事に就けないんです。ワタシ日系人だから、まだ仕事が見つかりますが、現地人の女だったら、女中くらいの仕事しかないですよ」「
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ニッケイ歌壇(508)=上妻博彦 選
サンパウロ 武地志津
窓枠に小鳥囀るしばしの間硝子にふたつの影を映して
塵(ちり)ほどの小(ち)さき蟻たち煩(うるさ)きと思いおりしに消えれば気になる -
ニッケイ俳壇(880)=星野瞳 選
サンパウロ 林 とみ代
不況の世のサンタクロースの吐息かな
汚職して国は破産に年果てる
大胆な愛のいれずみ夏の肌
マニフェスト -
「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(28)
いきなりエバの本名が出てきた瞬間、「やった!」と思った。エバとカロリーナは同一人物らしい。 ケチな外人と思われたら話が聞けないので、仕方なくOKして、出てきたシャンペンのボトルを見て驚いた。「ピンド
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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(27)
「外人は、セット料金しか払わないのが多いの。たまに女の子を指名するけど、ボトルを入れないし、長い時間いても金離れが悪いから、店にとっていい客じゃないってことかなー。日本人の客だったら、カイシャの・・・
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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(26)
【第13話】 10月半ばの週の水曜日は秋晴れ。昼間は、マンションの経営管理を委託している不動産会社から、「経営状況」について報告を受けた。久々の「仕事」だった。何もしなくても金が入ってくる結構な身分
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我が妻のおもてなし=サンパウロ 平間浩二
1973年1月、リオデジャネイロに彼女を呼び寄せた。その月に、ささやかではあったが、晴れて結婚式を挙げることが出来た。私が渡伯して2年目であり、本格的なブラジルの生活が始まった。 私は家内に対し、4
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ニッケイ俳壇(879)=富重久子 選
ポンペイア 須賀吐句志
労はりの言葉をそへて御慶かな
【新年の祝辞「御慶」は、おめでとうございますという、とても優しい佳い言葉である。
この句はその言葉の