文芸
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ニッケイ俳壇(865)=富重久子 選
サンパウロ 近藤 玖仁子
夏衣身も心まで解き放つ
【この頃のお天気はどうであろう。ある朝は早春の様に肌寒いかと思うとひと雨の後は、むしむしとまるで真夏の午後のよう -
移民のふるさと巡り『メキシコ』(2)=ジアデマ 松村滋樹
10月12日は聖母アパレシーダの日で、3万5千人入る大聖堂は超満員。3日間に延べ15万人がお参りしたという。県連主催の日本祭りの様な人出である。国民の大半がキリスト教徒というメキシコ人も信心深い。
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移民のふるさと巡り『メキシコ』(1)=ジアデマ 松村滋樹
9月に米ドルが急騰し、分割払いの旅費の支払いに窮した。諦めかけた時、長男が助けてくれた。家内や娘達からも餞別を貰った。大金を使っての旅行に気も引けたが、アエロメヒコの機上の人となると胸がワクワク。早
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『朝蔭』 10月号
『朝蔭』10月号(第432号)が発行された。 巻頭「句帳」(念腹、その一句「虫の秋家族少なく住み馴れし」)、「雑詠 寿和選」その3句「桔梗咲き和菓子の如き蕾見ゆ」(東比呂)、「祈りつつ七夕飾りの下
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隠れキリシタンを描=中島宏さんが小説出版
サンパウロ市在住の中島宏さんが小説『クリストレイ―約束の地―』(上・下)をこの度発表した。それぞれ423、420頁。 2011年に発行の『ブーゲンビリア』(文藝春秋企画出版部)に続く、自身2作目とな
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