文芸

  • ぷらっさ=サクラの木の下で

    スザノ  荒木信秋  「足を踏んだ者は忘れてしまうが、踏まれた者は決して忘れない」という言葉を聞いた事がありますが、私はつくづくそのような事例に思い当たることがあります。  安倍首相の靖国神社参拝にし

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(157)

     その夢幻像には、日本料理店の床の間に寝転んだ男の心霊画像と同じ画面が結像した。 黒澤和尚は御鈴を『チーン、チーン、・・・』と五回鳴らして『なんまいだ、なんまいだ、なんまいだ』と小さな声で呟くと『金剛

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(156)

     腕を組んで、右手をあごに当てたジョージが、「ちょっと質問が・・・、ここでお祈りを上げるんですね? それで何が起こるんですか?」「森口を念仏で捕らえてここへ連れてきます」「そんな事、出来っこないですよ

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(155)

    《いや、輪廻から抜け出ていない、つまり、極楽浄土に達っせず、まだ『天道』に留まって修行しておられる天部さんもたくさんおられるのじゃ》 古川記者運転の車はローランジアのインターチェンジにさしかかった。「

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(154)

    《先輩、てめぇーもです》 いつも真剣な村山羅衆はもっと真剣な顔で、《今は宗教界が冥界の霊権を維持しておるが、人間界に平和が続くと不思議と魔界支持が台頭し、今回の霊と人間との約束事のような些細な事でも、

  • ピンドラーマ、5月号

     コジロー出版社のブラジル情報誌『ピンドラーマ』5月号が発刊された。 「各国移民レポート クロアチア編」「ブラジル文学周遊」「サントス日帰り旅 プランスクーナーでサントス島周遊」など。サッカー、グルメ

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(153)

    「三年前に不思議な経験をした。それで、可能ではないかと・・・」「ジョージさん、その経験とは?」「死んだ女が、中嶋さんよりも無謀で、俺よりも滅茶苦茶な男、オオハシと云う日本人をブラジルへ呼び寄せたんだ」

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(152)

    《そうなんじゃ。無機物生命や金属生物と云って、大阪大学の石黒と云う奴が人間型の労歩徒(ロボット)・安奴労意奴(アンドロイド)を作り『不気味の谷』の破苦(パニック)を克服して劇場公演までやらせようと計画

  • 刊行物=朝蔭4月号

     『朝蔭』4月号(第784号)が発行された。 巻頭「句帳」(念腹)その一句「日焼けせし顔を優しくして話す」、「雑詠 寿和選」その3句「カルナバル読経さへぎるサンバの音」(遠藤永観)、「大根を干せば雨雲

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(149)

     鍵穴から入った小川羅衆は、そのろうそくを消した。「?」中嶋和尚は何かを感じたが、又、ろうそくに火を点けると、《フ~》炎がゆれて消えた。中嶋和尚は全神経を集中して、「誰ですか?貴方は」《中嶋和尚!》中

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