文芸

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(62)

    ニッケイ新聞 2013年12月13日  遊佐が、 「(宗教とは、一歩間違えると危険なものですね)」 「(そうです。・・・、では、仏教について・・・、仏教は、古代インドを原点として生れ、二千五百年ほどの

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(61)

    ニッケイ新聞 2013年12月12日 「(ちょっと、スーパーが閉まる前に食材と飲み物を買ってきます。今ではビール、コカコーラ、グゥアラナと何でもあります。それに、アイスクリームもあるんですよ。電気がな

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(60)

    ニッケイ新聞 2013年12月11日 「そうです。西谷です」 「本当に西谷さんですね?」 「トゥクマン農園の西谷です」 「幽霊ではないですね」 「えっ?!」 「実は、町の墓地に貴方の墓標があります。し

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(59)

    ニッケイ新聞 2013年12月10日 「第三トメアスです」西谷が今度は冷静な口調で言った。 「昔の面影は全くありません。ここも立派な町に変わっています」  小さな町だが、夕方とあって町の中心の酒場には

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(58)

    ニッケイ新聞 2013年12月7日  測量班の年配の男が、 「(ミサ?! ここでやれないのか?)」 「(ミサと云っても『ブッダ』だぞ)」 「(『ブッダ』でもいい、やってもらいたい)」 「(先を急ぐんだ

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(57)

    ニッケイ新聞 2013年12月6日 「しかし、中嶋和尚、気をつけて下さい。この自由なブラジルは、個人主義で『人間は生まれながらにして自分の為には悪い事をしてもいい動物』とも理解されていますから」 「ジ

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(56)

    ニッケイ新聞 2013年12月5日 「真面目過ぎて、バカ正直過ぎて・・・、それは悲惨な戦争体験で日本人が得た平和への願いの表れでしょうね」 「中嶋和尚、おっしゃる通りだと思います。これは世界に誇れる日

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(55)

    ニッケイ新聞 2013年12月4日 「それに比べ、日本仏教は、日本に渡来するとすぐに『極楽はこの様な素晴らしい所ですよ』と、現世に極楽浄土を再現させようと、朝廷の後押しもあって、奈良や京都に次々と素晴

  • 連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(54)

    ニッケイ新聞 2013年12月3日 「あの恐ろしい地獄の『閻魔大王』が仏だとは・・・」 「本来は優しい方だったのですけど、今の赤ら顔の憤怒(ふんぬ)な顔になったのは中国で作られたイメージで、下界をも支

  • 刊行物『朝陰』

    ニッケイ新聞 2013年11月29日  句集『朝蔭』11月号が刊行された。「雑詠 寿和選」から3句「大切な初心に返る日念腹忌」(鈴木文子)「桔梗芽の大和心の濃紫」(二見智佐子)「これならと云えぬ吾が句

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