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読者寄稿

『日本文化』を読んで=サンパウロ 村崎道徳(ブラジル日本会議 顧問)

 私は戦後70年来、この本のように教育勅語を肯定して書き進めた本を見たことがない。人の生きるべき道。人類の規範を分かり易く、多くの人の体験と意見を織り混ぜた教育勅語の真髄を見事に表現した本だ。何回も読みかえした。 そもそもこの本が外国のブラジルから出版された意義は誠に大きいと思う。何故なら、日本人は外圧に弱い。良いものは良いと外 ...

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私の2世観について=サンパウロ 平間浩二

 2世観といっても時代的背景及び家族構成、生活環境等によって千差万別であると思う。時代の流れから大別すると、戦前と戦後に分けることができる。このように二分しても、戦前、戦後の2世の人間性、人格等については何ら変わることはない。あえて言うなら、戦後よりも戦前の方が日本的文化の素養を身に着けている人が多いように思える。 戦前の移住者 ...

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想い出を暖めて「オートバイの旅」=クリチーバ 田口さくお

グァラキサーバの湾の景色

 息子とオートバイの旅に出た。行先はクリチーバ市から約2百キロ、グァラキサーバという港町。息子の友達夫婦との4人旅、グラショウザ街道を降り、アントニーナ市から砂利道を走ること約1時間。砂利道の本道から約10キロのところに『サルト・モラト』という滝がある。 ここは『グルッポ・ボチカリオ』という(化粧品の会社)財団が管理していて、滝 ...

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新年を祝う=サンマテウス 松本正雄

 ニッケイ新聞愛読の皆さん 新年おめでとうございます。近頃は何がおめでとうか分かりません。若かりし頃は新年を迎えますと、一年の計は元旦にありとか何とか言って色々と希望もありましたが、還暦を当に(12)越しますと、向こうの世界へ一歩近づいた訳ですから何もおめでとうはないでしょう。(このひねくれ者め) 今年も我が沖縄県人会サンマテウ ...

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終戦後70年=サンパウロ 中山孝平

 最近世想をにぎわしている戦後70年の日中韓の問題を思う。今の日本が経済的に豊かになったからこそ、この問題は再燃した感がする。 中韓の政治家は過去の日本との戦争のことを選挙運動の糧にしないと生き残れないといわれているが、日本政府はどうしてこの件を中韓の政府に付き返しきれないのだろうか。 韓国の慰安婦問題がアメリカの国会で議論され ...

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「コロリ教」黄泉の道=イビウーナ 瀬尾正弘

 阿部さんは昨年10月、コチア青年の仲間より傘寿を祝福された一人である。彼は山口節男(コチア青年連絡協議会初代会長)と共に長野県出身で、同船者でもあった。二人は親しく、コチア青年第1回大会開催や協議会設立の発起人でもあり、冬至活躍した有力なメンバーであった。 阿部さんの住まいはリベルダーデで、隠居の彼は毎朝8時前後に可愛い愛犬と ...

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ブラジル紅白歌合戦に参加して=福岡県粕屋郡在住 綱脇徹平

 私がブラジル紅白歌合戦に審査員として参加するきっかけになったのは藤瀬圭子さんとの出会いがあったからです。 私の祖父は日本の国策で溶鉱炉を設計するエンジニアとしてブラジルに勤務しておりました。そんな祖父が約40年前、飛行機事故で亡くなりました。 25回忌の時に父と圭子さんのご主人・千賀人さんと繋がりがあってお会いし、そのご縁から ...

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発気揚々=サンティアゴ在住 吉村維弘央

 今年(平成27年)の大相撲も終わった。 贔屓にしている白鵬が36回目の優勝を飾れず残念だったし、日馬富士、鶴竜に敗れた相撲は何となく後味の悪いものだった。 今場所(九州場所)で白鵬が栃煌山を相手した時に使った猫騙しという手は横綱が使う手では無いという批判も一部にはあるが、小生にとっては初めて見る相撲の手で、こんな手もあるという ...

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言論界にもっと活気を=サンパウロ 梅崎嘉明

 昨今は戦前移民はともかく、戦後移民の移住者もかなり老齢化して、2つの邦字新聞の購読者も年々減少しているようだ。淋しいことである。 だが、その反面、ある年齢に達した方々が、自叙伝とか歌集、句集といったものを時々出版されているようだ。書店に置いても売れる可能性も少ないので限定出版として友人間に配布されているようだが、受け取った方が ...

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小噺(ピアーダ)万歳のブラジル=サンパウロ 飛田呆介

 なにが愉快たって、ブラジル人と付き合うくれぇ面白いこたぁねぇ。とにかくのんきでよぅ、滅法楽しくって、ジョークが大好き、おまけに働くことがでぇ嫌いとくらぁ。これでオマンマが食えるなら、ブラジルてぇとこは天国じゃねぇか。 こないだはなぁ、ブラジル人のツアーってヤツにもぐりこんで一緒に旅行したが、まァ陽気に騒ぐのなんのって。大飯喰ら ...

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