パラナ州ロンドリーナ市のインテグラーダ農業組合では、大豆やミカンの加工品が港に送れない一方、港から飼料が届かないで困っている。 組合長の橋本ジョージさん(65、3世)は、「野菜や畜産物を扱っていないから商品が腐るようなことはないけれど、1週間以上ものを動かせていない。ほとんどの組合員は自分の会社や農場で待機していて、組合には ...
続きを読む »ビジネスニュース
《ブラジル》トラックスト続報=連邦政府が運転手に大幅譲歩=「後は彼らの責任」と大統領=どうする燃料値下げの財源?=石油公社の労働者ストの可能性も
【既報関連】21日に発生し、ブラジル全土を揺さぶる事態にまで発展したトラック運転手たちのスト。スト4日目の24日に、一度は政府と運転手側でスト解除に向けた合意が結ばれたと報じられたが、25日以降もストは続き、混乱に拍車がかかっていた。その後、スト7日目の27日に政府側と運転手代表者側との再合意が結ばれたと26~28日付現地紙・ ...
続きを読む »《ブラジル》スト継続で国内の混乱さらに悪化=食肉用の豚や鶏が大量死=医療機関では癌治療も危機に
21日からはじまったトラック業者の全国的なストは週末を越え、現在も続いている。その間、トラック輸送が行われていないことに伴う全国の被害状況は拡大している。26~28日付現地紙が報じている。 ブラジル蛋白動物協会(ABPA)は27日、餌不足が続けば、今後5日以内に国内の豚2千万頭と鶏10億羽が死ぬ可能性があるとの声明を発表した ...
続きを読む »《ブラジル》トラックスト=産業界の損失は100億レアル=政府の負担は270億レアル?
【既報関連】21日から始まったトラックストは、産業界に甚大な損失をもたらしている。また、連邦政府は相当額の税収減を余儀なくされ、国内総生産(GDP)も落ち込むとの見方が出ていると26~28日付伯字紙、サイトが報じた。 今回のストは、国内の輸送業務の60%を陸運に頼るブラジルには大打撃となった。特に影響が大きいのは陸運に100 ...
続きを読む »ブラジル株=トラックストの影響で、今年の上昇分が一気にゼロに=先週の5%減後も、大幅下げ止まらず
【既報関連】21日に始まったトラック運転手のストの影響で、ブラジル株は大きく値を下げ、今年4月までの株価上昇分がゼロになりそうな情勢だと、26、28日付現地紙・サイトが報じた。 25日のサンパウロ市株式市場指数(Ibovespa)は、およそ4カ月半ぶりの低値となる7万8897・66ポイントで引けた。ストが始まった21日から2 ...
続きを読む »トラック・スト=日系社会にも甚大な悪影響=バストス養鶏場「飼料が切れる…」=トヨタ、ホンダも工場停止
トラック・ストにより全伯に甚大な被害が生じており、日系の企業や養鶏場、レストラン、病院などにも悪影響が広がっている。すでにトヨタやホンダは工場のラインを停止し、サンパウロ州で消費される卵の5割を生産するバストスの日系養鶏場にも飼料が届かず、卵が出荷できないという危機的状況になっている。セアザも空っぽという未曾有の中で、寿司店は ...
続きを読む »スト=前代未聞、セアザが空っぽ=「今まで見たことない」
2005年ごろから10年間、サンパウロ州食料保管センター公社(通称セアザ、Ceagesp)で組合役員を務めた井上久弘さん(80、二世)は、「セアザが空っぽだよ。いままででこんなことは一度もなかった。セアザの関係者から話を聞いたが、野菜も魚も新しく入荷しないので、古いものを売るしかない。値段も高くなっている」と話す。 コガ・オ ...
続きを読む »野菜5割値上げ、寿司屋の魚危機=1週間続くと日系病院在庫なしか
リベルダーデ区の日系商店、レストランにもストの影響が及んでいる。また日系病院では、現時点では通常通りの営業が可能。だが万が一、このストがもう1週間続くと悪影響が出る可能性があるようだ。 日本食店が軒を連ねるトマス・ゴンザガ通りの『謙造鮨』の奥野チナさんは、「先週土曜日を最後に、仕入れが途絶えている状況だ」と頭を抱える。 同 ...
続きを読む »《ブラジル》トラック運転手の全国スト続行!=燃料値下げ、下院で減税承認でも=石油公社株下げ、時価総額1位転落
【既報関連】21日に始まった、ディーゼル油価格値上げに反対する、全国のトラック運転手による抗議ストは、24日も全国で続いた。23日夜にはペトロブラス(PB)社が15日間限定でディーゼル油価格を凍結した上、10%割り引くと発表したが、トラック運転手側はスト続行を宣言。ストは24日に4日目に突入したと、23、24日付現地各紙、サイ ...
続きを読む »《ブラジル》燃料不足で全ての足に影響=トラックストの混乱続く
トラック運転手達のストが4日目に入った24日、全国各地で公共交通や物流への影響が深刻化していると24日付現地紙やサイトが報じた。 2日目から影響が出始めていた空の便は、23日の時点で4空港は同日分の燃料しかないと報じられていた。その一つのサンパウロ市コンゴーニャス空港は23日夜、警察の警護付で燃料を運び込み、24日も通常通り ...
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