ビジネスニュース
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投資家、罷免不透明を察知=ブラジル市場即座に2%下落=レアルは国外要因で上昇
ジウマ大統領罷免の雲行きが若干怪しくなってきたとのムードを感じ取り、6日のブラジル株式市場が2%の下落を記録したと7日付フォーリャ紙が報じた。 一方ドルは、国外の要因と、ブラジル中銀がスワップ交換(
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粉飾会計=ジウマ政権で一気に悪化=中央銀行のデータで判明=借入のGDP比10倍超す=ルーラ政権末期から恒常化
中央銀行(BC)の最新データで、ジウマ政権になって以降、「粉飾会計」と呼ばれる連邦政府の公共銀行からの借入が加速的に増えていることが明らかとなった。粉飾会計はジウマ大統領の罷免請求の最大の理由で、下
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PAC=8年間で2割以下の達成率=PT政権目玉政策の一つも=経済への効果も限定的
ルーラ労働者党(PT)政権が2007年1月に導入した経済活性化計画(PAC)は、ジウマ政権になってもPT政権の目玉政策であり続けているが、同計画で公表された2万9千件の公共事業の内、完成したのは16
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馬肉輸出が30%増加=それでも往時の4分の1強
ゴイアス州ベラ・ヴィスタ市で馬を育成しているアントニオ・アウヴェス・ドス・サントス氏は、同市から256キロ離れたるミナス・ジェライス州アラグアリ市の食肉加工業者の業務再開で新しい収入源をえた。 とい
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ブラジル株式=13年ぶりの月間上昇を記録=LJ、罷免の進展が主要因=政権交代を望む投資家
3月のサンパウロ市株式市場は株式指数(Ibovespa)が16・97%上昇し、02年10月以来(13年5カ月ぶり)の上げ幅を記録したと1日付伯字各紙が報じた。 第1四半期(1月~3月)の累積では15
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パスコア商戦は大苦戦=小売販売初の減少を記録
今年の聖週間の小売販売は昨年同期比9・6%減となり、銀行業務集中サービス会社(Serasa)が統計を取り始めた2007年以来、最悪の結果で終わった。 聖週間はパスコア(復活祭、イースター)の日曜日ま
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連邦政府=史上最悪の月間赤字計上=2月の出超額は250億レ
収入は11・4%減ったが支出は8%増え、連邦政府の2月の基礎的財政収支は、同月としては史上最悪の250億レの赤字計上と30日付伯字紙やサイトが報じた。 同日付G1サイトによれば、州や市も加えた基礎的
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ブラジル不況=工業界への影響深刻に=サンパウロ州では4千超の工場閉鎖=短期での回復は見込めず
ブラジルを覆う経済危機は、多くの企業を倒産、休業に追い込んでいる。サンパウロ州では15年に4451の工場が閉鎖された。この数は14年の3584から24%の増加だったと28日付エスタード紙が報じた。
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日立南米社=運搬経費、10%減を実現=穀物輸送システムを開発
日立南米社(Hitachi South America Ltda.)はこのほど、大規模サトウキビ工場における収穫輸送の業務システムを開発した。これによりトラックの配車コストを10%削減できたとしてい
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ブラジル失業=2月だけで10万人超失職=92年の統計開始以来最悪=公共行政部門だけが雇用増
長引く不況の中、2月の正規雇用者数は10万4582人のマイナスを記録したと23日付伯字各紙が報じた。 この数値は2月としては、労働社会保障省が統計を取り始めて以来、25年間で最大のマイナス幅だ。昨年