日本国農林水産省は4日、日本産生鮮牛肉のブラジルへの輸出を開始すると発表した。農林水産省はブラジル政府当局が輸入解禁するよう協議を進めてきており、今回、日本産生鮮牛肉の輸出条件が合意された。今後、厚生労働省が定める手続に基づく認定を受けた施設からブラジル向けの輸出が可能となる。南米向けとしては初めての輸出解禁。農林水産省は更な ...
続きを読む »ビジネスニュース
鉄鉱石価格4年で5分の1=世界経済の冷え込みが要因=ブラジル主要輸出品の危機
供給過剰と、世界最大の消費国である中国の需要の低下も相まって、8日、鉄鉱石の国際価格は09年以来の低水準に落ち込んだと9日付エスタード紙が報じた。 鉄鉱石の価格低下と、ミナス州マリアナ市で先月5日に発生したサマルコ社鉱滓ダムの堤防決壊事故の影響で、製鉄、鉄鉱石生産最大手のVale(ヴァーレ)社(以下V社)の株価も大幅に下落して ...
続きを読む »外交120周年=医療分野の日伯連携探る=JICA入柿理事が講演
外交関係樹立120年記念セミナー「日伯医療連携の未来~最新技術を拓く健康社会」が11月27日、サンパウロ市ホテルで開催された。ブラジル日本商工会議所、日本経済新聞社が共催。現役医師や病院経営者また医療機器メーカー代表者などが講演した。 JICA入柿秀俊理事は、日本の病院等で研修を行う「日系研修」や当地への「青年ボランティア」、 ...
続きを読む »世界初=新生すき家がサウーデに=「現代の日本」がテーマ
大手牛丼チェーン店「すき家」(ゼンショー社)の「現代の日本」をコンセプトにした国外向け新業態が、世界8カ国で展開する141店舗に先駆け、12月よりサンパウロ市サウーデ(Av. Jabaquara, 1863)に開店した。今後も同様の業態がリベルダーデ広場や地下鉄サンジョアキン駅に近くに開店予定だ。 店内の壁には米国人アーティス ...
続きを読む »罷免請求受理と景気動向=株価上昇とドル下落の後は
【既報関連】エドゥアルド・クーニャ下院議長による大統領罷免請求受理後、3日のサンパウロ平均株価は3・29%、ドルも2・13%下落と4日付エスタード紙が報じた。景気後退は政権交代の誘因たりうるが、ブラジルでは政治問題も絡んで経済が停滞する中で罷免請求受理が起きた。 14年以降5万5千人が解雇された自動車部品工業界では、罷免請求受 ...
続きを読む »ナタルの食事は10%高=価格を調べ代替品利用も
ドル高やインフレ高騰でナタル(クリスマス)の食事が昨年比10%は高くつき、消費者が規模や食材の銘柄見直しの必要に迫られている。 ナタルの食材は毎年値上がりしているが、12月半ばに5・44%高騰と出た昨年に対し、今年は11月上旬にパネトーネ8%、七面鳥や鶏肉は7%など、平均10%高騰との予想が出た。栗やクルミ等の輸入品は約30% ...
続きを読む »赴任前に社内で短期特訓を=ポ語研修のBrAsia
日系企業の駐在員に向けた語学研修を提供する「BrAsia(ブレイジア)」(本社=東京都中央区、2014年設立)から小川善久代表取締役が来伯し、挨拶のため来社した。 同事業はブラジル赴任が決まってからの数カ月間に、最低限のポ語を身につけ、自己学習が可能なレベルにすることを目標にしている。 日系人を中心とした「活きたポ語」を知る講 ...
続きを読む »GDP=3Qは1・7%のマイナス=世界ワースト級の下落=15年はこれまで4・5%減=いずれの部門も振るわず
地理統計が1日に発表した15年第3四半期の国内総生産(GDP)は、第3四半期としては96年の統計開始以来最低の前期比1・7%のマイナス成長となった。今年の累積では3・2%、昨年同期比では4・5%のマイナスとなっている。1日付伯字紙サイトが報じている。 15年に入ってからのGDPは第1四半期が前期比0・8%減、第2四半期が同2・ ...
続きを読む »経済危機で宅配フードが好調
昨今の景気低迷でローストチキンの宅配サービスなどが増えたと1日付エスタード紙が報じた。 ブラジルバー・レストラン協会(Abrasel)は、今年のフード・ドリンク類の宅配や持ち帰り専門形態の売り上げは、昨年より10億レアル増の90億レアル程度になると見ている。同協会のパウロ・ソルムッシ会長は経済危機で消費者は食費や〃周辺出費〃の ...
続きを読む »サンパウロ州ビールが値上げ=商品流通サービス税値上げで
ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事が、ビールと煙草に対する商品流通サービス税(ICMS)の税率を引き上げる条例を裁可した。 同条例は、25日付のサンパウロ州官報に掲載された。条文によると、ビールやその他のアルコール飲料の税率は18%から20%に上がり、タバコは25%から30%に上昇する。ジェネリック医薬品の税率は逆に、18 ...
続きを読む »