ブラジル地理統計院(IBGE)が10日、昨年12月の単月度の広範囲消費者物価指数(IPCA・公式インフレ率)は1・15%で、2019年全体のIPCAは4・31%だったと発表した。 1・15%という上げ幅は、12月のインフレ率としては、2・02%だった2002年以来となる、17年ぶりの高い数値だ。
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負債抱える家庭の割合増加=金利の低下などで形態が変化
全国財・サービス・観光商業連合(CNC)が9日、「消費者の負債と債務不履行調査(Peic)」によると、12月に何らかの負債を抱えていた家庭は全世帯の65・6%を占め、2010年の統計開始以来、最も多くなったと発表したと、9日付現地紙サイトが報じた。 12月の数字は、11月の65・1%を0・5%ポイント、昨年同月の59・8%を ...
続きを読む »《ブラジル》11月の工業生産は前月比1・2%減=3カ月連続前月比増がストップ
昨年11月の工業生産は10月比で1・2%減で、3カ月連続の前月比増が止まったと、ブラジル地理統計院(IBGE)が9日に発表した。10日付現地各紙が報じた。 投資顧問会社スル・アメリカーナ・インヴェスチメントス社のチーフエコノミスト、ニュートン・カマルゴ・ローザ氏は、「現実に目を背けることはできない。これが事実。『景気は順調に ...
続きを読む »《ブラジル》19年の外貨流出額は447億ドル=為替もレアル安、ドル高に動く
2019年、ブラジルからのドルの純流出総額は447億7千万ドルを超えた、とブラジル中銀が8日に発表した。 これは、1982年の統計開始以来、単年度としては最大の外貨流出額だ。
続きを読む »サンパウロ州=ドリア政権初年に経済が成長=国は1%増だが2・6%増=大統領選につなげたい実績=課題は否定的イメージの払拭
2019年にサンパウロ州が国を大きく上回る経済成長を記録したことを、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)が2022年の大統領選につなげたいとしていると、9日付フォーリャ紙が報じている。 サンパウロ州財務局によると、同州は2019年に2・6%の経済成長を遂げたという。同年におけるブラジル全土での経済成長は ...
続きを読む »サンパウロ州=大型高速道路コンセッションが成立=30年で140億レアルの投資
【既報関連】サンパウロ州ピラシカーバ~パノラマ間の総延長1273kmに及ぶ高速道路の運営権入札が8日に行われ、ブラジルの投資会社Patriaのファンドとシンガポールのソブリンファンドが出資する共同事業体コンソルシオ・デ・インフラエストゥルトゥーラ・ブラジル(以下CIB)が、11億レアルで今後30年間の運営権を落札した。9日現地 ...
続きを読む »《ブラジル》19年の穀物類の収量は新記録=大豆と米は前年割れだが
ブラジル地理統計院(IBGE)が8日、2019年の穀物とマメ科植物、油糧種子の総収量は2億4150万トンで、新記録を更新したと発表した。 2億4150万トンという数字は、2億2650万トンだった2018年比6・6%増、これまでの最高だった2017年の2億3840万トンと比べても、1・3%増となる。
続きを読む »《ブラジル》失業への恐れ指数低下=男女間で大きな差もあり
ブラジル全国工業連盟(CNI)が8日に発表した調査結果によると、2019年の第3四半期から第4四半期にかけて、ブラジル国民の間の失業への恐れの指数が58・2ポイント(P)から56・1Pへと2・1P低下したことが分かった。景気が若干回復したことに伴う雇用増大により、失業への恐れは緩和されたが、それでも、過去の平均である50・1P ...
続きを読む »《ブラジル》「イランとの貿易継続」と大統領=背景に農業関係者の懸念=農産物で5番目の輸出相手=中東への最大供給国はブラジル
【既報関連】米国とイランの間における緊張がいやます中、軍関係者に加えて農業界も、ボルソナロ大統領に対し、中東での緊張状態にかかわるのを避けることを望んでいると、8日付ブラジル国内紙が報じている。 ボルソナロ大統領は7日、イランと米国の緊張関係に関して、「わが国はこれまで通り、イランとの貿易を続ける」との発言を行った。
続きを読む »《ブラジル》太陽光発電パネルの設置奨励を継続=「太陽は非課税」と論点すりかえも=貧者から富者への逆社会保障?
ボルソナロ大統領は7日、太陽光発電パネル設置者への優遇措置を継続させる方向で国家電力庁(Aneel)と合意したと発表した。7、8日付現地各紙・サイトが報じている。 大統領は7日、Aneel理事のロドリゴ・リンピ・ナシメント氏と会談を行った後、太陽光発電の奨励継続と、太陽光発電への課税は行わないとの意向を表明した。Aneelは ...
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